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優先順位について考える①

優先順位について考えてみる

ある人が、自分のとってとても大事な仕事が発生したが、それ以前からの仕事があるという理由で一切順番を変えなかったら、逆説的にその「とても大事」と感じたことは本当はそうでもなかったのか?

とても会いたかった人が近くまでやってきた。
しかしやるべき仕事がある。
淡々とその仕事に取り組み、終わってから連絡しようとするが
気付けば相手にとってはとっくに遅い時間だった。

この場合、本当はたいして会いたくなかった、となるだろうか。
すべて大事ととらえた仕事なら、会えないのは当然の結果か。

何が何でも会いたいと感じたとき、すべての大事なことを後回しにできる人の優先順位感覚と、大事なことがたくさんあると思っている人のそれは、システムとして別物のように思える。

そもそも後者のタイプには「何が何でも」という概念が無いか薄いか。
ある意味で「平等」と言い換えることも出来そうだ。

英語では優先順位は「Priority」に当たるそうだ。
私個人的に「優先順位」は、「Priority」よりも時間、順番の要素が多いように感じられてしまう。時間の要素はどちらにも含まれているであろうが、なんとなく、だ。

人間関係において、平等感覚は大事だが、人は自身のために優先順位を組み替えてもらえる事に、対象への特別な思いを感じる(想像する)のではないか。

また、そういう矛盾する要素が存在していることを認識出来ているだろうか。



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