見出し画像

【続いてる写経 570日め】〜最澄さん、澄みすぎです。

このところ珍しく仕事が立て込み、残業中だったのですが、(家で残業ってやよね)、ついついニコ美生放送を観てしまいました。
だって、東京国立博物館 特別展「最澄と天台宗のすべて」 を巡ろう(出演:橋本麻里×おかざき真里×皿井舞)【ニコニコ美術館】なんだもん。

先日のスペシャルトークイベント・メンバーに、さらに永青文庫の橋本麻里さんも加わるという豪華版。しかも結構作品に寄って解説してくれたので、目が悪いワタシにもよく見える!そして学芸員の皿井さんの解説を聴くと「こんな見所があったんかい!!」と驚くことしきり。

この前のイベントと重なる内容もありましたが、ディープな作品解説と、おかざき先生や視聴者の反応がオモロイ。学び深まります。

今回へ〜っと思ったのは、最初のほうの展示にある「国宝 聖徳太子及び天台高僧像 十幅」。
なぜ聖徳太子を天台宗が祀ったのかというと、天台宗の根本経典となっている法華経の注釈書を、聖徳太子が書いたからということです。要するに法華経の教えを最初に根付かせようとしたのが聖徳太子。
それがあって、最澄さんは大阪・四天王寺に漢詩を奉納しているのだそう。

知らなかった。。
これについてはこちらの記事に詳しく出ていました。
四天王寺と伝教大師 聖徳太子に捧げた漢詩
最澄さんの弟子の光常さんの著作内にあったものだそうです。
さらに、漢詩を通じて最澄さんと空海さんの交流があった説まであります。

四天王寺には最近行ったばかりですが、石鳥居の扁額が空海さんだったり、弘法大師像がバーンとあったり、、。
最澄さんってお名前は全然拝見しませんでした。

さらに調べると、
・四天王寺にある六時礼讃堂は、1日に6つの勤行を行うお堂として、816年に伝教大師最澄が根本中堂を模して創建されたもの
・6月4日の最澄さんの命日には四天王寺でも法要が行われる
・第二次世界大戦時に放出されてしまった最澄像を復活させた一乗院が四天王寺内に建立された(つい最近)

空海さんも最澄さんも、四天王寺縁深かったんだ。。
現地で全く最澄さんネタには気づかずスルーだったのでした。

今度行く時は、二代巨頭をちゃんとお参りしようっと。

それにしても、真言密教の開祖に対し、天台宗の開祖がちょっと影が薄くなってしまうのは、やっぱり「ノブのせい」(信長が比叡山を焼き討ちしたことを、おかざき真里先生が端的に言い表し、一部でバズった)かもしれませんね。。

比叡山にあったであろう宝物や仏像や記録類は燃えちゃったわけで、それで最澄さんの足跡をたどりにくくなったこと、高野山とは対照的です。

あとは名前かな、、最も澄むは透明すぎる。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?