【続いてる写経 495日め(隅寺心経)】〜「火星のひと」になりたい人
いやはや、日本に異彩を放つ天才っているんだっ!!ってびっくりしました。
J-WAVE、いつもは聴かないサッシャさんの番組にて。
ゲストに出てきたのは「火星に行くと豪語する青年」その名も、村上風海(かずみ)さん。
東大在学中、2000年生まれの化学者!!まだハタチにして研究者歴11年って。。
ちょいと長いですが番組内容を要約。
●研究者へのきっかけ
小学校4年生のときに、ホーキング博士の本を読み、地球以外に人が住めそうな星として紹介されていた火星の魅力にとりつかれる。
火星の赤い砂漠に青い夕日が沈んでいく絵をみて、自分が人類で一番最初にこの青い夕日を見るのだと確信した。
そして火星の空気は95%が二酸化炭素であったことから、二酸化炭素の研究をはじめた。
●二酸化炭素研究と成果
最初の実験は、ペットボトルの中に庭から引き抜いてきた雑草をいれ、ドライアイスを中に投入。
その二酸化炭素しかない環境の下、植物がどれくらい生きられるかを実験した。結果は3日間ほど。
光合成で自ら酸素を作り出す植物の能力に改めて驚くが、二酸化炭素のほうに惚れ込み、二酸化炭素マニアになってしまった。
それから10年間は一人で研究してきた(まだ20歳なのに、、)。
そして、高校2年生の時にボタン一つで二酸化炭素を回収できる二酸化炭素回収マシーン「ひやっし〜」を開発。
スーツケース型装置で可愛らしい顔のついた画面を搭載、温暖化を止めるすごい装置。
現在はボタン一つで200平米の広さまで対応。
部屋中に森が広がったとのと同じ効果が得られるそう。
●二酸化炭素の活用
集めた二酸化炭素をどうするか、実は二酸化炭素から直接燃料をつくる研究も行なっていた。
名付けて空気から燃料をつくる「そらりん計画」。
二酸化炭素から直接メタンガスをつくる化学反応を世界で初めて発見。
空気を油田に変えるような夢のような反応で、軽油の代わりになる燃料が開発され、ついに来月発売される!
ここまでで、ノーベル賞ものではないですか!!さらに当初の宇宙の話。
●まずは成層圏旅行
「地球を守り、火星を開く」が村上さんが機構長を務めるCRRA(シーラ:一般社団法人炭素回収技術研究機構)のモットー。
https://www.crra.jp/mission/
火星への手始めとして、まずは成層圏までヘリウムの気球でいける「もくもく」を計画。
誰もが日帰りで宇宙の入り口成層圏まで、行くシステムを開発中。
この成層圏日帰り旅行、目論見では、2023年に1人100万円で 2025年には一人30万円まで下げられる!!
(ちなみに現在はイギリスの会社が1人1400万円くらいで、計画してるものらしい)
9/24には有人飛行で自ら乗るとのこと。
成功すれば東洋人では初めての有人成層圏飛行となるそう。
●火星へ行くために
2045年までに火星へ行くことを決めているそうなので、そのための足掛かりが「ひやっしー」と「そらりん」になる。
現在は火星に行くまで片道9ヶ月で遠くて燃料がもたないが、「ひやっしー」があれば、火星の二酸化炭素の空気から燃料をつくれるので往復することができる。
「火星に行くことは、自分の中では未来の歴史。
やるしかない。やることを自分で決めているので、できるかできないか考えたことがない」
火星に着いたらtwitterに「火星着いたなう」
そして火星人の着ぐるみを着てyoutubeでライブ配信、そしてたこ焼きを食べる。
以上概要でした。
ラジオで聴いていたから、名前の漢字分からなかったけど、おいおい名前からしてやばいですわ。。
「風海」だよ。風の時代に活躍する人、なんでしょうね。
ワタシ的には空海連想。スケールでかい。
そして放つ言葉が、絶対叶う感に溢れている。。
この自分の年齢半分以下の青年の密度の濃い人生に、たかだか10分弱のお話でしたが圧倒されました。
クラファンはすでに終わってしまっていましたが、村木さんの本が出るそうです。
タイトルは『火星に住むつもりです 〜二酸化炭素が地球を救う〜』
「ひやっし〜」は個人でサブスクすると30,000円/月ですって。
https://www.crra.jp/product/hiyassy/
成層圏日帰り旅行と、村木さんが無事に火星に到達する未来を見るために、2045年までに無事生き延びる!!という気分になりました。
ちなみに東大には推薦で入られたようです。東大に推薦枠ってあるんだ!!!知らんかったわ〜。
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