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【続いてる写経 1562日め】『スラムダンクの勝利学』で、”ミラーの法則”を学ぶ

わが子の高校推薦図書リストにあった『スラムダンクの勝利学』を読みました。

スポーツドクターの辻秀一さんが、”スラダン”のストーリーから、スポーツや仕事などで勝利を掴み取るための教訓を拾い上げて解説したものです。

”スラダン”と言えば安斎先生の名言、

「あきらめたら、そこで試合終了ですよ」

が有名過ぎ。もちろん取り上げられてますが、それ以外の全編から名シーン、名言とエピソードを拾い上げた内容。

冒頭に、スポーツで勝利するための方法として、

意識、下意識、セルフイメージのバランスをとる方法

の解説があり、日頃の練習と日常の生き方・考え方の大切さを説かれてます

特に”セルフイメージ”の重要性について強調されているのが印象的。
第7章「必ず自分に返ってくる!」では、”ミラー(鏡)の法則”を解説してます。

セルフイメージには”ミラー(鏡)の法則”が存在し、それが当てはまるということです。言い換えれば、鏡のような特徴があるということです、他人や周囲の環境に対しては文句を言ったり、愚痴ったり、悪口を言ってしまうと、セルフイメージには自分と他人の区別ができず鏡のように自分に跳ね返ってくるという法則があるので、他人に対して向けられたマイナスの事柄によって、自身のセルフイメージも縮小させてしまうのです。

『スラムダンクの勝利学』p.49より

ここで引き合いに出されたエピソードは、大阪・豊玉高校の南選手が、湘北高校の流川くんを潰したシーン。ケガしても一歩も引かない流川くんをみて、結局南選手は自滅してしまうのでした。

これはスポーツだけでなく、オトナが特に日常的に心に留めておきたいお話です。

また、最後の26章でも「”感謝すること”こそ勝利と一流への道」として、
セルフイメージの重要性を

与えれば、自分に返ってくる

を再度強調されてます。

さらに、我々が他者に与えられる基本として、”挨拶”の重要性を説き、特に、”感謝する”ことこそが、与えることの最も根源的な習慣と断言されてました。

この感謝の重要性は、大谷翔平選手が目標達成シートにも記述されていました。

”感謝の心”を重要視し、結果を出した大谷選手という好例がいるので、説得力があります。

(ちなみに本書の出版は2000年で、書かれた時は大谷選手はまだ小学生)

その他、目標設定の仕方、設定した目標をどうやって実現するのか、本番に勝利するためのマインドセットを作り上げる方法などなど、
なるほどと、ためになります。

スラダンファンの親御さん世代が中高生(特にの団体スポーツやってる子)に薦める本としておススメです。スラダン本編と合わせ、10代にも刺さる内容と思います。

それにしても、改めてオリジナルエピソードに触れると、やっぱり花道くんが主人公のほうが豪快でいいなあと思うのでした。

映画『THE FIRST SLUM DUNK』はリョータが主役で、悲しいエピソードも含まれてましたからね…。


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