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【続いてる写経 1032日め】〜クリスマスティーは”魔除け”の味

今頃クリスマスネタになってしまいますが、年末にヨーロッパの有名ブランドのクリスマスティーをいただきました。
真っ赤なキャニスター缶がとても愛らしく、素敵な柄なのです。
ちょっと勿体無くて、最近まで飲まずにとってありました。

が、見た目とは違い、お味のほうはとっても微妙…
正直言って、ワタシには美味しくない…と言えてしまうほど。

紅茶より他のフレーバーの味がとても強く、ツンとくる風味があります。
なぜにこのように美味しくないのだろうか…とちょっと調べてみることに。

原材料をみると、紅茶のほかに、オレンジピール、クローブ、ベニハナの花びら。
どうやら、クローブが「お薬」感を醸し出しているようです。

クローブは、中国圏では”丁子”と呼ばれる釘のような形をしたスパイスで、もちろんカレーにも、インドのチャイにも、ホットワインでもその独特の姿で存在感を示しているスパイス。

”クリスマスティー”のブレンドには、作り手で異なるものの、オレンジピールと、シナモン、クローブ、ナツメグのいずれかのスパイスが入っていて、が加えられているものが多いとのこと。これらスパイスは、身体を温めたり、抗酸化作用があるのだそうです。

実は、この組み合わせ、中世ヨーロッパで「魔除け」として作られていた、オレンジにクローブを差し込んでつくられたポマンダーという飾りの原料でもあり、それがそのままお茶に入ってる模様。

下の写真がポマンダーなのですが、「魔除け」だけあって、なんか不気味なんだけど…。ちょっとブツブツが…。

オレンジにつぶつぶのクローブを刺していくって行為が、コワイ…

中世では悪臭を避け、良い香りを身につけることも”魔除け”とされていて、ポマンダーとして使われていたそう。
なるほどですね、この辺りから今の香水文化が形成されているのかも?

以下のサイトに詳しいです。

クローブもチャイなら飲めるし、カレーならもちろんウェルカムなのだけど、なぜこの紅茶ではダメなのか…。
単なる好みの問題なのでしょうけど、ウチでは他の人にも不評。

でも、”魔除け”要素からきていると分かったら、薬効成分を重視しているのだと納得
牛乳で煮出してチャイ風味にしてみるとか、もう少し工夫をしてみようかな?

もう少し寒さが厳しい時期も続くようだから、飲む「魔除け」、飲みきって乗り切るか!




その薬効については理解できましたが、味は正直美味しくない…。
このブレンドは好みではないのか、あまり飲み進められないのでした。
うーん、チャイのようにミルクで煮出すとか、工夫したら変わるのかしらん?

現地の人が好む味や、風味でも合わないものといえば、アレ、リコリス。ってありますよね。

さらに調べてみると、クローブは中世ヨーロッパではその香りの良さから魔除けとして使われていたそうです。
クローブなど香りの良いもの練って、容器に入れてぶら下げたそう。

これが

でも、何だか好みに合わないのです。







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