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【続いてる写経 516日め(楷書)】〜全部マスクのせいにしたい。。

最近の香道のお稽古、先生は「十柱香」というタイプの香席をよく開かれるのですが、これがすこぶる難しい。

この「十柱香」は通常”試み(こころみ)”という、「今回はこの香りを当ててくださいね」と出されるお香がないのです。

「十柱香」の場合、出されるお香は3種類が3つずつ、1種類は1つ。それがランダムになっており、どのお香が、どれなのかを自分で聞き分け、順番を印していきます。

なので全部で4種類あるお香を、記憶して、何番目と何番目が同じで、さらに唯一違うのは何番目か、、を当てなければいけないのです。

4種類が順番に出てくるわけはなく、最初と二番目が同じだったり、連続して出てくるわけです。

10回も聞いていくと、火加減で変わってきたり、似たような香りが混じってきたり、どれがどれだかわからなくなる、、。

唯一のお香は大抵伽羅(きゃら)で、特徴的な香りがするのですが、伽羅ににた香りのお香もあるのでややこしい。

そして今回の香席では、なんと最初に伽羅が出たのでした。
これはほとんどの人が聞き分けられなかったのです。。
このところ絶不調の自分なので、全く今回もわかりませんでした。
全部ハズレ。出だしを間違えると、まずほとんど外れます。

ただ唯一あてた人物がいまして、、なんと、わがムスメでした。
しかもその最初の伽羅だけでなく、ほかの3種類の順番もすべて当たっていて、パーフェクト。
やっぱり若いとバイアスもなく、素直に聞き分けることができるのでしょうか。

うーん、やっぱりねえ、マスク生活がね、嗅覚を減退させるのよねえ、、なんて言い訳したいところですが、要はセンスの欠如。

わが子には自分の嗅覚と味覚をこのまま維持してもらいたいです。

味覚もですが、香りを聞き分けるのは、鍛えるのはどうやればいいんでしょうかねえ。。
大人になってから、こうした感覚は鍛えることができるのか???

ちなみに香道の段を得るには、「百柱香」とかで高得点を得る必要があるそうです。
97点とかとる人もいるらしいので、大人でもすごい感覚を持ってる人は、いる、ということなのです。


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