29歳

29歳。

何度聞いても、何度口に出しても、自分が29歳であるということがあまりにもしっくりこない。
もっと言えば、4歳下の妹がもう25歳で、社会人3年目だなんてまるでピンとこない。妹なんて幾つになっても高校生くらいな感覚なのだ。

20代後半になってから「マインドは18歳くらいから変わっていないのにね」なんて友達と半分本気の冗談を言うことも増えて、実際に根本は何も変わっていないのもまた事実。
高校時代に部活の合宿で先輩にキレられて部屋から締め出された同期と、空いてる部屋でスージーズーの絵がプリントされたマシュマロを食べたこと。
VIOの医療脱毛がどれほど痛くて、高いお金を払って、薄っぺらい布きれをかけられて冷たいジェルを塗られて受ける施術が、どれほど私たちの自己肯定感をさげるか。(痛すぎて飛び上がっている時、あ〜これがまな板の上の鯉ってやつね、なんて妙な納得をしていることも)
合コンの二次会のカラオケがつまらなすぎて、女3人でカラオケを出た瞬間に走って逃げて、結局別のカラオケに辿り着き、カラオケを3軒はしごしたこと。

あれから何年経とうと、何度だって同じ話を、同じ熱量で話して笑える。

なのに29歳は体調が悪いから嫌になっちゃうんだよなーという日記。

(29歳になりたての頃に書いた下書きが出てきたので今更ながら)

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