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育休後はスロープではなく階段を登るのに似ていると思った話

 先日、半期に一度の上司との目標管理面談があった。私は昨年2020年4月に育休から職場復帰して、9ヶ月後の今年1月に、今の営業部署に異動した。育休復帰、しかも短期間での異動という嵐のような状況のなか、しゃにむに頑張って、自分としてはかなり成果を出せていると思っていたけれど、残念ながら評価はあまり良くなかった。とてもガッカリしたけれど、その理由を聞くと納得した。要は、「プレーヤーとしては悪くないけども、マネージャー候補としては足りない。もっと頑張れ」というもの。このとき、育休中に知り合ったお友達の話を強烈に思い出した。

 当時彼女は第二子の育休中で、「第一子卒乳後に初めてお酒を飲んだら、ものすごく酔っ払ったの!産んだせいかと思っていたけど、よく考えたら2年分年取ってたからね〜加齢の影響と思う!」と笑っていた。その時は「へーそうなんだ!私も気を付けようっと」としか思わなかったけれど、仕事の役割期待もお酒への耐性も、ブランクの後に変化が一気に押し寄せるという点では、全く同じだと思った。

 私が仕事に100%全力投球できていたのは妊娠する前までで、そのときはまだ30代前半だった。当時はプレーヤーとして結果を出せば、十分評価されていた。でも、今は35歳間近。修士卒の同期は役がつき始め、私のような学士卒にも、少しずつ「マネージャー」の文字がみえてくる頃。年齢とともに、役割期待が変わるのは当然だ。
 もしかして、この2年間(妊娠期間も含めたら、2年半!)、仕事を休んだりスローダウンしたりしなければ、ゆるやかにこの変化に対応できていたかもしれない。けれど、産休・育休を経験した今は、階段状の急激な変化を経験しないといけない。スロープだったら昇るのはラクなのに、階段は少しキツイ。加えて、その一段が大きいと益々。

 きっと、育休から復帰された方は色々な形で、同じような階段に直面しているのではないでしょうか。めげたくなりますよね。つらいですよね。理不尽に感じることもありますよね。まずは心身の健康を一番に大切になさってください。そして一緒に頑張りましょう。

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