curry toiro

2021年10月30日 20歳の時に福岡県大牟田市に「Curry Toiro」をオープ…

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2021年10月30日 20歳の時に福岡県大牟田市に「Curry Toiro」をオープン。完全予約制カレーのコースのお店。 2024年3月31日 23歳の時に「Curry Toiro」閉店。 30ヶ月間のカレー屋での日々と、カレー屋になるまでのことを綴ったnoteです。

マガジン

  • 30ヶ月のカレー屋。

    2021年10月30日 20歳ときに福岡県大牟田市に「Curry Toiro」をオープン。完全予約制カレーのコースのお店。 2024年3月31日 23歳のときに「Curry Toiro」閉店。 30ヶ月間のカレー屋での日々と、カレー屋になるまでのことを綴ったnoteです。

最近の記事

「おいしいカレーのつくりかた」④Curry Toiroの場合。

「おいしいカレーのつくりかた」 ぼくはぼくのつくるカレーが一番好きです。 この世にあるカレーで一番おいしいカレーと思っています。 「おいしいカレーをつくりたい人」 「自分だけのオリジナルのカレーをつくりたい人」に向けて、Curry Toiroから学んだおいしいカレーのつくりかたをプレゼントします。 ④おいしいカレーのつくりかた / Curry Toiroの場合。 最終回の今日はこれまで話した、 ①-②-③をCurry Toiroに当てはめてお話します。 (※) ①おいし

    • 「おいしいカレーのつくりかた」③あなただけのおいしいカレーのつくりかた

      「おいしいカレーのつくりかた」 ぼくはぼくのつくるカレーが一番好きです。 この世にあるカレーで一番おいしいカレーと思っています。 「おいしいカレーをつくりたい人」 「自分だけのオリジナルのカレーをつくりたい人」に向けて、Curry Toiroから学んだおいしいカレーのつくりかたをプレゼントします。 ③あなただけのおいしいカレーのつくりかた 前回は、“おいしいカレーの見つけかた”について。 今日は、いよいよカレーをつくるステップです! 方法は以下↓ 1.「ネットや本から

      • 「おいしいカレーのつくりかた」②おいしいカレーの見つけかた

        「おいしいカレーのつくりかた」 ぼくはぼくのつくるカレーが一番好きです。 この世にあるカレーで一番おいしいカレーと思っています。 「おいしいカレーをつくりたい人」 「自分だけのオリジナルのカレーをつくりたい人」に向けて、Curry Toiroから学んだおいしいカレーのつくりかたをプレゼントします。 ②おいしいカレーの見つけかた 前回は、おいしいカレーってなに?のお話。 今日は、“おいしいカレーの見つけかた”について。 方法は3ステップ。 1.「ネットや本で、気になるお店

        • 「おいしいカレーのつくりかた」①おいしいカレーってなに?

          「おいしいカレーのつくりかた」 ぼくはぼくのつくるカレーが一番好きです。 この世にあるカレーで一番おいしいカレーと思っています。 「おいしいカレーをつくりたい人」 「自分だけのオリジナルのカレーをつくりたい人」に向けて、Curry Toiroから学んだおいしいカレーのつくりかたをプレゼントします。 ①おいしいカレーってなに? ここで問題です! 「“おいしいカレー”ってなんでしょう?」 答えは出ましたか? 答えを発表しましょう。 正解は、、、、 「あなたが“おいしい”と

        「おいしいカレーのつくりかた」④Curry Toiroの場合。

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        • 30ヶ月のカレー屋。
          10本

        記事

          カレー屋のはじめかた

          noteに書いていた記事をもとに、ZINE(小冊子)をつくりました! 13歳の時にスパイスカレーに出会ったことから、20歳でカレー店を開くこと、23歳でカレー店をやめることまで。 10年間の軌跡をまとめたエッセイ+レシピ付きの一冊です。 どうぞよろしくお願いします!

          カレー屋のはじめかた

          スパイスカレー教室のこと。

          お店では通常営業(予約制カレーのコース)のほか、カレー教室も開催していた。今日はその話。 初心者向けのスパイスカレー教室開店後、半年くらい経ってから、カレー教室をスタートした。開店前からカレー教室はやりたいなと思っていたから、お店の運営が少し慣れてきた頃にそろそろ始めてみようと思い立った。 スパイスを使う面白さや楽しさを伝えていきたい。 おそらくだけど全国的にカレーに特化した料理教室はそれほど多くない。そんな予測をしつつ、上級者やスパイスの扱いに慣れている人向けではなく、

          スパイスカレー教室のこと。

          辛くないカレー。

          カレーを作ってますというと、よく「辛い?」という質問をされる。 唐辛子を使わなくなったカレーと聞くと、まず「辛いよね」っていう言葉やイメージが出てくると思う。だけどお店で作っていたカレーは辛くない。 そもそもスパイスを使ったから辛くなる、というわけではなくて。 辛くするためのスパイス(唐辛子など)があって、それらを使うと辛くなる。 元々最初から唐辛子をそんなに使う方ではなかった。あまり辛くないように仕上げておいたほうが、辛いのが苦手な人にも食べてもらえると考えていたから

          辛くないカレー。

          ひたすら自分のやり方で。

          リサーチとかマーケティングとか、そういうもの少しは知っていたけれど、なんかしっくりこなかった。 マーケティング•ターゲティングビジネスではマーケティングしなさい、ターゲッティングしなさいと言われることが多い。 どういう地域にどういう属性のお客さんがいるのか、どういう客層が見込めるのか。 ペルソナを設定する必要性も知ってはいる。 だけど僕の場合は、その辺をすっ飛ばして、先に場所を決めてしまった。 実際にどういう人が来るかは、始めながら進みながら肌で感じて、その後の展開を決め

          ひたすら自分のやり方で。

          香りのない世界

          開店までの軌跡を綴っているけど、今回は開店前に起きた予測外の出来事のお話。 最悪のタイミングお店づくりの方向性が決まり、いよいよ数日後に施工開始を迎えるという時期に、なんと新型コロナに罹ってしまった。 当時、たしか2週間の自宅隔離だったので、つまりは2週間は工事が後ろ倒しになる。想定していたオープン日を考え直す必要が出てきたし、施工業者さんに予定変更の連絡をするのがすごく辛かった。僕は現場に行かず、業者さんに任せて工事を進めてもらうことも考えたが、2週間、現場に行かないま

          香りのない世界

          どんなカレー屋を作ろうか。

          コンセプトというと大げさかもしれないけど、「どんなカレー屋にしようか」というのはずっと考え続けて、試行錯誤しながらアップデートしていった。 地元の食材を使うそもそもコンセプトを決める前に、大牟田市の昭和の日本家屋でやるということが決まったので、場所ありきのコンセプトづくり。 大牟田市は福岡県の最南端に位置していて、福岡の中心部からは電車でも車でも1時間ほどかかる。すぐ隣は熊本県という県境の町だ。2024年時点での人口は10万人を少し超えるくらい。高齢化が進み、年々人口は減

          どんなカレー屋を作ろうか。

          昭和の茶室を客室にする

          地元•大牟田市でカレー屋を開業することに決めた。場所はひいじいちゃん•ばあちゃんが住んでいた昭和の日本家屋。 茶会が開かれていたかもしれない茶室キッチンはいい感じに完成。そして次に取り組んだのは客席。10畳ほどの和室で、縁側が広い。全面に開けた窓からは、ひいじいちゃんが手をかけてきた日本風の庭が見える。 僕の記憶にはないが、その和室はもともと茶室として使われていたらしい。ひいばあちゃんがお茶の先生だったそうで、いわゆる茶室の造りになっていて、水屋も残っている。 この空間

          昭和の茶室を客室にする

          物件探し。曽祖父の家でカレー屋をやる

          18歳のときにカレー屋をやると決めてから、実際に開業したのは2021年10月、20歳。 2年後に実現したことになる。 福岡市内で物件探しカレー屋をやるにあたって、まず初めに着手したのは物件探し。はじめは福岡市でやろうかなと思って探していた。それが一番自分のやれること、やりたいことに近づける予感があったから。 九州の中心部とも言える場所で、人の出入りも多い街。商売的に人口が多いところの方が、売り上げも出しやすいだろうという考えもあったと思う。 福岡市内にはカレー屋さんを含め

          物件探し。曽祖父の家でカレー屋をやる

          13歳、スパイスカレーに出会う。

          前回までの記事では、僕がカレー屋さんになると決めた頃のことについての話。今日はもう少し年齢を遡って、僕がスパイスカレーと出会った頃を思い返してみたい。 13歳、 スパイスカレーに出会う。いわゆるスパイスカレーとの出会いは13歳。 近所にインドカレー屋さんができたことを知った僕は、祖母に運転手を頼んでそのカレー屋さんに行くことにした。 初めて訪れたインドカレー屋さんで食べたカレーは、家で食べるカレーとはまったくの別物で、当時13歳の自分には食べたことのない未知の味だった。

          13歳、スパイスカレーに出会う。

          18歳の冬、カレー屋をやることを決めた。

          18歳の冬、カレー屋をやることを決めた。そのときの最初の話はこちら。 何かをつくること コミュニケーションをとること 学び続けること 今日はカレー屋をやると決める要因となった、3つの「好きなこと」について少し深めてみようと思う。 「ものづくり」という言葉好きなことの1つめは「何かをつくること」。 僕は「ものづくり」という言葉をよく使うのだけど、この言葉は人によっていろいろなイメージを持つ言葉でもあると思う。 たとえば料理は、ものづくりのひとつだと考えている。ほか

          18歳の冬、カレー屋をやることを決めた。

          30ヶ月のカレー屋。

          今日は、まずカレー屋になると決めたときのことを書いてみたい。2018年、18歳の誕生日を迎える直前の12月のことだった。 何でもできるのなら好きなことをやりたい20歳で成人するから、あと2年で自分は大人になるんだなという自覚はあった。そうなると、いろいろな制約もなくなって何でもできるなと。 何でもできるなら何をしたいかな?と思ったとき、何かしら好きなことをやりたいなと思った。 同級生は進学とか就職とかを考えていた時期だったけれど、どうしてもその選択肢は考えられなくて、「

          30ヶ月のカレー屋。