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2年目の思い

 2年目になり、分掌が増えた。体育主任に加え、他に3つ主任仕事が来た。初めてで分からない分、時間がかかる。仕事が多岐に渡り、さばききれない。また、初めての特支学級担任になり、これもまた大変さを感じる。

 仕事が多すぎる。重たい。子どもが離れていくのが分かる。

 先輩教員や管理職から指導を受けるが、しんどい。みんな良かれと思って、助言や指導をしてくれるが、正直言って、イライラする。

 時間外労働が多く、自分の生活は崩れきっている。教材研究の時間は、勤務時間内にも、勤務時間外にもほとんどないのに、教材研究がどうとか、授業がどうとか言ってくる。不満が溜まる。

 支援級の子どもは、かわいいところもあるが、正直、余裕がなくてイライラしてしまう。適切な支援・指導が十分にできておらず、子どもや保護者に申し訳ない。

 自分に余裕がないことによって、助言や指導も、ほとんど揚げ足取りに聞こえてしまう。

 職場は、業務が減る方向には全然進んでいかない。仕事は増えるばかりである。管理職にもイライラする。

 子どもと関わるのは好きだ。授業も好きだったはずである。なのに、全然仕事を楽しめない。管理職からは、学級指導に手を抜いていると言われる始末である。実際そうである。子どもに向き合えていない。何事も中途半端である。

 自分は、何をするにしても思い切りがなく、いてもあまり影響力がない。

 私が休めばその分、誰かが私の仕事をすることになり、それだけ迷惑がかかる。しかし、自分が半端にいることで、子どもへの指導が緩くなる。それもまた悪質である。

 ほんとに、できて当たり前、できなければ指導というのが社会であると感じられる。厳しい。

 最近、教育へのギラギラ感は、完全になくなってしまった。すぐに教員を辞める勇気もない。

 初任校を終えるタイミングで辞めようか、今年度中で辞めるか。

 自分がいることで、他人が気を遣っていることも多く、それも辛い。

 どうしましょう。

 突然だが、自分が教師をやっている原動力は、子どもに私のようになってほしくない、ということである。私のできなさ、欠点を生かして、子どもに教育をしたいと思っている。

 だが、最近は、もう教育とかどうでもいい。自分の生活、自分の身体、自分の気持ちが一番大切である。

 辞めたい!
 
 でも、なんだかんだ辞めないんだろうなあ。ほんとに、子どもや保護者、同僚に申し訳ない。辞めた方がいいんだろうなあ。

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