【虚構のアイランド】短編2・ミュージックメモリー《5》 1 カレーポーク 2024年1月23日 08:27 ※予告なく変更のおそれがあります。※設定上、残酷な描写があります。店主は鼻の下あたりにちょび髭を生やしたおじさんである。年齢柄、急に動く時に声を漏らすのだろう。店主は私の隣に並ぶと、ジュークボックス前面の銀色の装飾を触った。至近距離で眺めると、店主の触った装飾は、機械を作動させる為のボタンだった。慣れた手つきでポチポチとボタンを数個押して、右側の、これまた銀色に染められたツマミを回した。ツマミは音量だと、一目でわかった。ジュークボックスから流れてくる音が大きくなったからである。ピアノのみで奏でられた曲を、店主は流した。キン、と鳴る高音と、ボーンと鳴る低音が心地良かった。世界各国が災害級の豪雨で沈んでいき、小さな島がポツポツ出来上がってしまったこの地球で、木製のピアノの音が聴けるのに感動した。「すごい、綺麗な音ですね。」「これは大昔のジャズピアノさ。何でもかんでも機械で音色を似せようとする時代になったが、懐メロを感じたいセンチメンタルな時もある。だから、このジュークボックスに過去の曲をため込んでるんだ。」長編は、下記のサイトでつぶやき形式で公開中! 【夢小説対応】簡単オシャレな創作サイト作成サービス | フォレストページ+ ぽーくこんび(カレーポーク・ろーすとぽーく)の創作物置き場です。 主にSNSで投稿してきたものを置いていきます。 よろしく plus.fm-p.jp 明日もお楽しみに! ダウンロード copy #つぶやき #note書き初め #妄想 #まとめ #アイランド #創作2 1 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート