カレーポーク

おりがみと数学とロボットアニメが好きな凡人です。 ワクワクするようなネタがほしいという…

カレーポーク

おりがみと数学とロボットアニメが好きな凡人です。 ワクワクするようなネタがほしいという変人でもあります…。 よろしくお願いします。

マガジン

  • ミコロボ《反転》17(終)

    サヨナラ、スキダッタヨ。

  • 虚構のアイランド・まとめ

    怪物に挑む女性パイロットと、人気絶頂中の男性アイドルとの…運命的な出逢いから始まる物語です。 ※予告なく変更のおそれがあります。 ※設定上、残酷な描写があります。

  • ミコロボ《反転》16

    アナタヲ、○スヨ。

  • 白井未衣子とロボットの日常《反転》 13・集結の日

    一致団結。※最初に『①正夢の日』『②復讐の日』を読んだ方がいいです。 ※予告なく変更のおそれがあります。 ※設定上、残酷な描写があります。

  • 白井未衣子とロボットの日常《共闘》

    夢の中に出てくる男の人と一緒に戦う物語です。 ※予告なく変更のおそれがあります。 ※設定上、残酷な描写があります。

最近の記事

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お知らせ・その3

※上記の写真は5日程前にスクショしたものです。 毎日投稿、500日達成してました…。 みなさん、こんにちは。 またははじめまして。 カレーポークと申します。 昨日、【虚構のアイランド】の短編1作目の掲載を終えましたので、本日は『お知らせ』として投稿いたします。 大した内容はありません。 今後の方針・目標を掲げているだけです(笑)。 あまり気になさらずに、軽く目を通すだけで結構です。 それでは、行きます。 ○白井未衣子とロボットの日常(ミコロボ)《反転》及び他シリーズ

    • 【パスティーユ・サニー】と【ブラッドガンナー】は向かい合って、ほぼ同時にダッシュを開始した。 こうして見ると、両者が接触する頃合いに利き腕の拳で顔面にでもパンチをするだろうと、想像するかもしれない。 でも、身体を張る【サニー】とは違い、【ブラッドガンナー】は銃を駆使して戦う。

      • ☆☆☆ 激しい衝突の繰り返し。 機体同士がぶつかり合う音。 物凄いスピードで飛ばされて、壁に叩きつけられる音。 『音』ばかりが響き渡って、『声』なんて全く流れてこなかった。 無声状態の現場ではあるが、そんな事はいちいち気にしていられなかった。 とにかく、戦闘に集中した。

        • こちらも軽快なパネルの操作で、該当の宇宙船に通信を繋げた。 タレスの出港口内部の駐艇場にて未だに待機している[天海号・弍式]のブリッジが、モニターに映し出された。 宗太郎を呼ぼうとしたジェームズだが、既に当人が彼と向かい合っていた。 『どうした。』 「実はだな…。」

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        お知らせ・その3

        • 【パスティーユ・サニー】と【ブラッドガンナー】は向かい合って、ほぼ同時にダッシュを開始した。 こうして見ると、両者が接触する頃合いに利き腕の拳で顔面にでもパンチをするだろうと、想像するかもしれない。 でも、身体を張る【サニー】とは違い、【ブラッドガンナー】は銃を駆使して戦う。

        • ☆☆☆ 激しい衝突の繰り返し。 機体同士がぶつかり合う音。 物凄いスピードで飛ばされて、壁に叩きつけられる音。 『音』ばかりが響き渡って、『声』なんて全く流れてこなかった。 無声状態の現場ではあるが、そんな事はいちいち気にしていられなかった。 とにかく、戦闘に集中した。

        • こちらも軽快なパネルの操作で、該当の宇宙船に通信を繋げた。 タレスの出港口内部の駐艇場にて未だに待機している[天海号・弍式]のブリッジが、モニターに映し出された。 宗太郎を呼ぼうとしたジェームズだが、既に当人が彼と向かい合っていた。 『どうした。』 「実はだな…。」

        マガジン

        • ミコロボ《反転》17(終)
          185本
        • 虚構のアイランド・まとめ
          71本
        • ミコロボ《反転》16
          168本
        • 白井未衣子とロボットの日常《反転》 13・集結の日
          116本
        • 白井未衣子とロボットの日常《共闘》
          190本
        • 白井未衣子とロボットの日常《反転》 15・譲渡の日
          115本

        記事

          『かしこまりました。』 サレンの通信は、一旦中断された。 ジェームズはブリッジ内の別のクルーに、次の仕事を指示した。 「[天海号・弍式]に繋いでくれ。戦闘はたった今終了した。 土星圏の有志達から、お話があるんだ。」 「承知しました。」 クルーは普通に引き受けた。

          『かしこまりました。』 サレンの通信は、一旦中断された。 ジェームズはブリッジ内の別のクルーに、次の仕事を指示した。 「[天海号・弍式]に繋いでくれ。戦闘はたった今終了した。 土星圏の有志達から、お話があるんだ。」 「承知しました。」 クルーは普通に引き受けた。

          ちょっぴり哀しげな空気の中で、再びサレンからの通信が入った。 『ジェームズさん、ちょっといいですか?』 「構わないが、どうした?」 『土星圏の有志達の代表者様から、ジェームズさんにご挨拶が。』 「繋いでもらえるか?ついでに[天海号・弍式]の西条司令にも報告しよう。」

          ちょっぴり哀しげな空気の中で、再びサレンからの通信が入った。 『ジェームズさん、ちょっといいですか?』 「構わないが、どうした?」 『土星圏の有志達の代表者様から、ジェームズさんにご挨拶が。』 「繋いでもらえるか?ついでに[天海号・弍式]の西条司令にも報告しよう。」

          【虚構のアイランド】短編3・ザ・グレイテストスナイパー《6》

          ※予告なく変更のおそれがあります。 ※設定上、残酷な描写があります。 長編は、下記のサイトでつぶやき形式で公開中! 明日もお楽しみに!

          【虚構のアイランド】短編3・ザ・グレイテストスナイパー《6》

          「頼む。…君達にとって、惜しい者を失わせて申し訳ない。」 ジェームズは顔を俯かせた。 なんとか持ち堪えたのに、彼の表情に哀愁が漂っていた。 「宇宙に出た時点で、理解していましたから。 寂しい感情は、残りますけど。」 クルーの1名もジェームズと同じ顔つきになってはいた。

          「頼む。…君達にとって、惜しい者を失わせて申し訳ない。」 ジェームズは顔を俯かせた。 なんとか持ち堪えたのに、彼の表情に哀愁が漂っていた。 「宇宙に出た時点で、理解していましたから。 寂しい感情は、残りますけど。」 クルーの1名もジェームズと同じ顔つきになってはいた。

          戦う意欲を失せた者に襲いかかるのでは、初っ端から仕掛けてきた[ウージェ]の宇宙船と同じ道を歩む事になる。 憎しみを堪えて、[ウージェ]の部隊が去る姿を見守っていた。 「壊滅まで追い込まれずに、済みましたね…。」 「そのようだな。」 「まずは、生存者の確認を…。」

          戦う意欲を失せた者に襲いかかるのでは、初っ端から仕掛けてきた[ウージェ]の宇宙船と同じ道を歩む事になる。 憎しみを堪えて、[ウージェ]の部隊が去る姿を見守っていた。 「壊滅まで追い込まれずに、済みましたね…。」 「そのようだな。」 「まずは、生存者の確認を…。」

          ジェームズはそう納得していた。 事務局長と王子の1番身近な側近が話し合っている内に、[ウージェ]側のHRの数がゼロに近づいた。 後ろに控えていた宇宙船から、次々と撤退を開始していく。 攻撃を止めた相手に刃を突き出すのは、あまりいい印象ではない。 憎悪が少し込み上げてきても。

          ジェームズはそう納得していた。 事務局長と王子の1番身近な側近が話し合っている内に、[ウージェ]側のHRの数がゼロに近づいた。 後ろに控えていた宇宙船から、次々と撤退を開始していく。 攻撃を止めた相手に刃を突き出すのは、あまりいい印象ではない。 憎悪が少し込み上げてきても。

          『商船』というキーワードを聞き取ったジェームズ。 これである可能性に気がついた。 「貿易目的か?」 『他にもあるでしょうが、そう解釈するのが手っ取り早いと思います。 商業系は私の専門外で、あまり詳しくないので…。』 「要するに、向こうも取引を失いたくないから、引いたんだな。」

          『商船』というキーワードを聞き取ったジェームズ。 これである可能性に気がついた。 「貿易目的か?」 『他にもあるでしょうが、そう解釈するのが手っ取り早いと思います。 商業系は私の専門外で、あまり詳しくないので…。』 「要するに、向こうも取引を失いたくないから、引いたんだな。」

          内情を、サレンが説明した。 『実は土星圏の中には、セレスと様々な交流関係を結んでいる星も存在しておりまして…。 宇宙船のロゴを捉えてから、恐れたのでしょう。』 「…お前達はしていないのか?」 『[フレアランス5]は直接飛ばしてませんから。商船ではありませんし。』

          内情を、サレンが説明した。 『実は土星圏の中には、セレスと様々な交流関係を結んでいる星も存在しておりまして…。 宇宙船のロゴを捉えてから、恐れたのでしょう。』 「…お前達はしていないのか?」 『[フレアランス5]は直接飛ばしてませんから。商船ではありませんし。』

          【虚構のアイランド】短編3・ザ・グレイテストスナイパー《5》

          ※予告なく変更のおそれがあります。 ※設定上、残酷な描写があります。 長編は、下記のサイトでつぶやき形式で公開中! 明日もお楽しみに!

          【虚構のアイランド】短編3・ザ・グレイテストスナイパー《5》

          ジェームズが初めて目撃した宇宙船に、装飾品など見当たらなかった。 せいぜい、側面にデカデカと名称のロゴが貼り付けられているだけ。 [フレアランス5]の藍色と同系色であろう、紺や紫色の宇宙船が飛んでいるのみ。 どうしてこれらの宇宙船が…。 ジェームズは疑問を抱いていた。

          ジェームズが初めて目撃した宇宙船に、装飾品など見当たらなかった。 せいぜい、側面にデカデカと名称のロゴが貼り付けられているだけ。 [フレアランス5]の藍色と同系色であろう、紺や紫色の宇宙船が飛んでいるのみ。 どうしてこれらの宇宙船が…。 ジェームズは疑問を抱いていた。

          ジェームズは呆気にとられていた。 音声の流れる映像の中の宇宙船は、特に変わり果てた外観などなかった。 大抵の宇宙船は、背部以外丸みを帯びた形になっている。 例えると、背筋の伸びた、デフォルメ化されたクジラによく似ている。 派手な宇宙船だと装飾品でゴツゴツした感じにはなるが。

          ジェームズは呆気にとられていた。 音声の流れる映像の中の宇宙船は、特に変わり果てた外観などなかった。 大抵の宇宙船は、背部以外丸みを帯びた形になっている。 例えると、背筋の伸びた、デフォルメ化されたクジラによく似ている。 派手な宇宙船だと装飾品でゴツゴツした感じにはなるが。

          「後続…?」 「ジェームズさん、音声が流れております!」 クルーがジェームズと顔を合わせる為に、後ろを振り向いた。 音声の元を探りたいので、ジェームズはモニターの切り替えを指示した。 滑らかなタッチ操作で、瞬時に音声の流れる外宇宙の映像を映し出した。 「何だ?これは…。」

          「後続…?」 「ジェームズさん、音声が流れております!」 クルーがジェームズと顔を合わせる為に、後ろを振り向いた。 音声の元を探りたいので、ジェームズはモニターの切り替えを指示した。 滑らかなタッチ操作で、瞬時に音声の流れる外宇宙の映像を映し出した。 「何だ?これは…。」