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【虚構のアイランド】短編2・ミュージックメモリー《4》

※予告なく変更のおそれがあります。
※設定上、残酷な描写があります。

この時もまた、カフェに足を運んで、本を読んで過ごそうとしていた。
私は、カフェのカウンターの側にある置物に、目を奪われた。

赤のボディの、上部に丸みがかかった、小さな冷蔵庫のような置物。
冷蔵庫とは違い、銀色の飾りがど真ん中と上部中心に盛られていた。

私は気になったのか、置物をマジマジと観察していた。
すると、カフェの店主が私に声をかけた。

「どうしたのかな?嬢ちゃん。ジュークボックスをじっと見て。」
「ジュークボックス?」

私は置物の名前が『ジュークボックス』だと初めて知った。

「音楽を流す、いわばアンプとかコンポみたいな機械だな。音源が中に入ってんだ。」
よいしょ、とカフェの店主がカウンター内のキッチンから動き出した。

長編は、下記のサイトでつぶやき形式で公開中!

明日もお楽しみに!

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