生きぐるしいと感じるときは?(石井あらた「「山奥ニート」やってます。」)
こんな人におすすめ
毎日働いていることに疑問を感じる人
周りと同じような生き方が窮屈に感じる人
和歌山の山奥でニートをやっている著者の石井あらたさん。月2万円の生活費だけで後悔しない毎日を送っている。他の同居人と心豊かな毎日を送っている様子がありありと伝わってきた。石井さんの心の原点となったのは、彼を暖かく迎え入れた山本さん(NPO代表のおじいさん)の言葉。
今の世の中は生きづらすぎる。自分が若い時はものはなかったがこんなに窮屈じゃなかった。人にはそれぞれ自分にあった履物がある。なのに今は既製品の靴に無理に足を押し込んで入っている。だから歩いているうちにすぐ足が痛くなる。それじゃだめだ。わらじに足を合わせるんじゃなく足に靴を合わせなきゃいけない。昔わらじを自分で編んだように自分に合わせた履物作る。そうすれば足は傷つかずどこまでも歩いていける。自分専用のわらじをじっくり作る。そのための時間と場所が必要だ 。
サイズの合わないくつを毎日無理やりはいて、くつずれしながら歩いていない?時間と場所をみつけて自分のくつを直せている?
石井さん曰く
人が変わる方法は3種類しかない(略)
「時間配分を変える」
「住む場所を変える」
「付き合う人を変える」
石井さんは地縁もない山奥へ一人で飛び込んだ。上の3つをすべて実践し人生が大きく変わったからこそ、そのように感じたのだ。
学生の間は変わるタイミングがやってくる。社会人になった後は自分から動かないと「時間配分」も「住む場所」も「付き合う人」も変わらないかもしれない。
くつずれしていない?
生きぐるしいときは変える勇気をもとう。
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