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パラレルワールド 4/26

朝、目が覚めて、このときのことが降りてきたので、書いた。

で、ここから書くことは、言うのもおこがましかったけれど、実は興味があった学校…とは言っても、学校そのものに興味があったのではなく、それに付随する何かがほしかったのだろう…という、よくある私の"名詞の夢"の話である。

Dream school

家庭や学校の環境が悪く、自分のpotentialを活かしきれなかった、という感覚が長いことあった。もし何かが違っていたら、私は今もっといい場所にいるはずなのに、それに値するのに!と。

で、こう思ってしまうだけの理由は、書いてきたとおりである。もし家庭環境が違ったら、転校しなかったら、小学校の環境が良かったら、褒めてくれる人がいたら、留学するための学校が伸ばしてくれていたら、RCCで努力の大切さをわかっていたら、自信がある自分だったなら。
私は、違ったのに、と。

同時に、環境のせいにできない事実があった。いい学校にtransferしていった後輩たちがいる。RCCからCornell/Columbiaに行った人はいるし、ほかの大学からBrownに受かった子もいた(学費が高くて違う大学に行ったけれど)。

私は特別な状況だったから、supportが必要だったってこと?
それとも、これも私が選んだこと、決めたこと、私のせい?

Agency

こうして書いているけれど、考えが頭に浮かんでは変わるのは一瞬である。Dream schoolに行きたかった…という後悔ではないと思う。書けたということは、もう整理できていて、依存じゃない。

もし私が高校を思いっきり楽しんで、自信がある自分でいたならば、その後大学では変わったのだろうか。Dream schoolに行けたのだろうか。そうしたら縁でいろんなものが舞い込んできて、人生がうまくいったのだろうか。そういうことなのだろうか。

実際のところ、アメリカの大学はlegacyもあれば、いい高校に行けばそれで決まるところもあって、ただ"賢い"だけで何とかなる世界ではない、というのが私の感覚である。

私は…土俵にすら立っていなかった、ほめてくれる人がいなかったと言っていて、それは事実だけど、自分が決めた…選んだものでもあるのだろうか。

私は…受け身だったのだろうか?
全力で何かを成し遂げたことがあっただろうか?

自信と環境

私は今まで、育ててくれて、ほめてくれる環境が重要だと思ってきた。
だから、自分と同じような環境にいる日本の女の子を、支援したいと思ってきた。大学までで、人生はある程度決まる。もちろんそれからいくらでも"成功"する方法はあるけれど、それは邪道だ。だから…人生の前半(というか)に、自信を持って、良い環境にいることが重要なんじゃないか、と。はっきりと表現することはなかったけれど、ずっと大事だと思ってきた。

だけど、改めてここに書いて認識してみると、私が言いたいことは、"才能もあるけれど、どこかに入るだけの実力があるなら、あとは才能ではなく、努力、習慣の問題なのだ"、ということでもあるな、と気づいた。

ほしいもの

あの学校に行きたい!と、高々と宣言することはなかった。だけど…私は努力していた。やってみないとわからない、ということも実感していた。その学校で教えていたProf.がなぜかいて、recommendation letterを書いてもらったし、東京ではRoute Hにも顔を出した。
だから、できることは、やっていた。

だけど考えてみれば、その学校自体がほしいわけじゃない。実際のところ、私が勉強したいものに強いから行きたい!とか、あのProfがいるから!とか、具体的な理由は浮かばない。今だってまったく興味はない。

ということは、Campus lifeと思い描いているものがほしいのだろうか?それがわかれば今に活かせる。私は今大学院にいて、まさにcollege studentsとやりとりをしている…いや、Campus lifeという点では、どこにいても、classに行って、勉強して、友達と遊んで、partyに行って、だから一緒である。
今もひとりで部屋にいる時間が長い暮らしを選んでしまっている。

じゃあ、なんだろう。なんで"Top of the top school"である必要があるんだろう。そこから私は何を得たいと思っているんだろう。

あるもの

そして…dream schoolと比べると今の自分には何もないように思ってしまうのだけど、今そう感じるだけで、真実ではないはずだ。私は今までたくさんのことを成し遂げてきた。そこに価値を見ることはできないのだろうか?

手放すべきなのかなと思い、横になって想像してみたけれど、浮かんできたのは、そうして恵まれた環境ですべてがうまくいっている自分は本当の私というか、私の一部だということだった。何も変わらなかった。

そうして、浮かんだものに身を任せていると、"本気でやる"という感覚が来た。私は中途半端だ…と思っていた数日後にこの感覚が降りて来るんだから、不思議だ。

私が得たかったもの。このつっかかりは何だろう。
ここからどうすればいいんだろう?

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