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HSP/ロングスリーパー

今日は、なんだかとてもあくびが出て、眠い日。心当たりはあって、昨日やったことなんだろうけど、夜は10時間寝た。それでも眠い。


毎日10時間睡眠

今、AMには基本的に予定がない生活をしている。Dutch classはonlineで13:30スタート、class中にも各自で問題を解いたりする時間はあり、お昼を食べることは可能。というわけで、1-11時みたいな睡眠スケジュールになっている。Alarmなしでも余裕がある時間に起きられていて、ぎりぎりに起きた!は、まだ起こっていない。
寝不足のときは結局止めて戻って寝てしまうので、alarmはむしろsetしないほうがいいのでは…とやめてみたり、時間がずれているから少し早くしたいな、と思えば使ってみたりする。

「寝すぎで眠れなくならないの?」と母によく聞かれたが、寝すぎというよりは、body clockがshiftした結果…なんてことは昔はたまにあった。今はなく、毎日10時間布団に入っていられる。毎日10時間寝ている、とhousemateに話したところ、「Queen!」と言われた。笑

慢性的に睡眠不足

この生活が続いているので、私は10時間睡眠が必要なんだな、と受け入れている。それはHSPであることと無関係ではないと思う。Rechargeする時間が、人よりも必要なのである。

振り返ってみると、私は今までずーっと寝不足だったんだなと思う。高校の時から、ずーっと眠かったし、クラスで寝ていた。人よりも寝る方だよな…と引け目に思っていた。週末長く寝ていたのも、catch upするために必要だったんだし、数か月前までは昼寝もしていた。それはすべて、睡眠が足りていなかったということ。今は昼寝をしようとも、必要だとも思わない。

体力勝負な日本

「日本はwork cultureなんでしょう?」
と、よく聞かれる。こっちにいると、そう見えるだろうな、と思う。だいたい日本では8時間労働=9時間拘束である。長い。"9 to 5"という言い回しがあるように、外に出れば9-5でお昼も含めて40時間としてもらえるのである。
もちろんcultureなので、個人として働きたいと思っているわけではなく、それに従わなかったときの制裁が苦しいから、従わざるを得ないのだけれど。そんな体力勝負なところが、私にはとても合わない。主義ではなく、体として合わない。徹夜どころか睡眠時間が少なくなると翌日に支障が出る。体調も崩す。

高校のときに、summer schoolに参加した。その数年後、手伝いにも行った。これがまた、全然睡眠時間が取れないスケジュールで、最終日私はとんでもなく体調を崩し、スタッフの実家で寝かせてもらった。

英語では、

  • I'm not a morning person.

  • Well, it's Monday morning.

  • Especially when it's Friday.

という話は普通にするし、笑われない。だけど日本では、朝が苦手とか、睡眠時間が長いと言うと、それだけで笑われたり、からかわれることがある。朝型の人が多い都では、朝早い始業時間を設定していない=起きられない、と思われていた。コンサルでも、3-4時間しか寝ないやつと働いていた。そういう面でも、男性性強い、マッチョな会社は合わなかったなあと思う。

朝型の人に有利なように、社会ができている、というのは、私の意見ではなく、Gretchen Rubinやsleep expertが言っていることである。それゆえ、lark/朝型 vs owl/夜型を比べると、夜型の方が幸福度が低いそうだ。Gretchen Rubinのアドバイスは、"自分を変えようとするのではなく、予定を早い時間に入れないこと"。

朝は遅れるもの

で、ロングスリーパーでHSPである結果、どうしても起きられないことがあり、私は遅刻して怒られることがとても怖い。決して、遅れようと思っているとか、わざとやっているのではない。それなのに責められたり、自己管理の問題だなんて思われても困る。1日8時間労働だって、そんな体力あるかなあ、と不安になることもある。実際は大丈夫なのだけど。

コンサルは裁量労働制だったし、携帯も持たされていたので、だいたい~な時間に携帯を起動して押していればそれでよかった。それでもいつも10時台だったし、それより遅い時間になったときには(押し忘れた=寝ていた)、押すの忘れました、と書いておけば事務処理上は問題なかった。
都では、時間までに本庁に行って押さないといけなかったし、遅れるときは遅延証明が必要だった。あの通勤中の焦りと、ぎりぎりの走り込みって、本当に心拍数の無駄だなあと思う。
こっちでも電車が遅れることはしょっちゅうだけど、遅延証明なんてものはくれない。そんなものがなくても、ああ電車だね、と理解してもらえる。
アメリカでもそうだった。それが普通だと思う。

"時間よりも前に着いて余裕でいられるように"、なんて願ったときには、まさか遅刻しても誰も気にしない国に移動する、ということになるとは思わなかった。こちらでは"academic 15"というらしく、15分遅れてもまったく気にされない。っていうか、15分に限らず、遅れて来た人が咎められているのを見たことがない。Prof.でも時間通りに来ない。苦笑
そんな空間に、気がつけば私はいる。

繊細ということ

HSPがすべてロングスリーパーなわけではなく、不眠側の人もいる。だけど、ひとりで静かに休む時間が必要とか、疲れやすいとかは、HSPだからだと思う。
HSPについては、原書も日本で出ている本も読んだものの、なんとなくあてはまるかな?というかんじであまりぴんとこなかった。"疲れやすい"を定義するのって難しい。程度の差はあれど、誰だってあてはまるもんなんじゃないの?と思う。

HSPは新しいことでもなんでもなく、もう30-40年は研究されていることである。5人に1人はいるはずなのに、実感としてそれほどたくさんはいない。

繊細じゃない人には、怠け者とか、体力がないように見えるんだろうけど、私たちは脳の構造から違う。気合でどうにかなるものではない。
で、日本では、繊細=心のこととされているので、"俺だって繊細だよ笑"なんてやり取りが繰り広げられるわけだけど、繊細というのは、脳の構造であるからして、心だけでなく、体もである。

  • 食事の時間が空くと、食べたあとに胃が痛くなる。

  • 乗り物に酔いやすい。酔い止めを飲んでも、ツボを押しても、compression tightsを履いても、本を読むのをやめても、とても気持ち悪くなってしまう。

  • 気をつけないと、空腹・のどが渇いて、倒れてしまうことがある。

  • Heat techは、動いて熱くなっても熱が逃げて行かないので、着られない。

  • Caffeineが効きすぎて頭が痛くなったり眠れなくなったりするので、coffee/black tea/green teaが飲めない。

私は丈夫で、大きい怪我や病気はないけれど、まあいつもこんなかんじである。だから水やsnackは必ず持ち歩く。

繊細って体もなんすよ、とにぶいおっさんに話したとき、「そのためのYogaじゃないのか?」と言われたことがある。Yogaで治るなら苦労しない。
逆に、繊細な♂と出張で話し、下に書いてある体調不良話で意気投合し、感動したこともある。

この♂は繊細で、イケメンな上に本人いわく"女性脳"で、結婚して家事はすべてやっていると言っていて、こんな♂が存在するんだなあ…と感動した。
こんなイケメンもアプリで相手を見つけるなんて…と思ったのだが、ちょっと難ありなことが後に判明し、納得した。苦笑

その人が繊細なのかどうかは、本人がジョークで言っていることではなく、体調でわかるのかもしれない。っていうか、本当にHSPな人にとっては、繊細であることはjokeではなく、死活問題である。

本日のまとめ

  • 自分に必要な睡眠時間を、後ろめたく思わずに確保すること。

  • 時間が決められている(=遅刻という概念が存在する)仕事、マッチョで鈍い人ばかりの環境はパス。自分に合う環境を選ぼう。

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