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リノベーションか建て替えどちらがいいの?のハナ氏。

こんにちは。ハナ氏です。
まずは、なんとなくでもこのページを開いてくださり、ありがとうございます。大変光栄です。


今回は、「戸建て住宅のリノベーション」についてボスに聞いてみました!




Q1.(マンションに比べて)戸建て住宅の方がリノベーションをするときって簡単なんですか?

A1.簡単・・ではないね・・
戸建て住宅のリノベーションができるところって建築士事務所としてしっかりやっているところじゃないと、法的なこともあるし内装業とはちょっと違うので難易度は上がるよね。


Q2.戸建て住宅のリノベーションをする上での注意点は?

A2.耐震。
新耐震になっているかっていうのが大事だから昭和56年以降に建っているかどうかや、もともと木造なのか、ハウスメーカーで建てた家なのか・・鉄骨造とかRC造なのか、この辺を確認はする。
メリットも結構多くて・・マンションとかと違ってさ、給排水の位置は結構自由に移動ができるから、床下に水回りの排水とかをさ持っていくわけだから自由じゃん。自分の所有だから。
縦管って言ってさ、パイプスペースがあってそこに枝管で各世帯 繋いでいくからその近くじゃないと水回りができないとかがあるからね。戸建て住宅は 割と自由度が高いよ。


Q3.建て替えせずにリノベーションにするっていうところのメリットってありますか?

A3.構造も基礎がもともとのままで価格が抑えられるし、お金のかけどころをしっかりこだわれる
建替えだと、(予算の関係で)メーカーのキッチンじゃないと入れられないとか、ユニットバスじゃないとできないとかあるけど。
リノベーションであれば、屋根・壁・床・構造体とかがもうできているからそこにお金がかからないじゃん。間取りの制約はもちろんあるんだけど、その分オーダーキッチンが入れられたりとかさ、やっぱり内装はすごい素敵になるよね。
中古物件買って リノベーションをするっていうのも 僕の中ではあり。 今は資産運用で不動産を持つ人が多いから、そういった面で人に貸すということも考えながらそういう物件を購入するのも ありかなと思う。


Q4. 平屋住宅のリノベーションworks「CATEGORY」のポイントやデザインのこだわりは?

A4.リノベーションだからできることをしっかり表現。広い空間にポイントをつくりカテゴリー分けしたところ。

この物件は「うだつ」が上がってたんだよね。
「天井高がめちゃくちゃ高いだろうな」「天井を抜いたら すごいだろうな」っていうのが 元々予測ができたんだよね。
特徴的な建物の形をしているし、図面もしっかりあったからさ。天井を抜いたら開放になるなというのと、何より広かった、家自体がね・・
単純に開放的に 天井抜いたところで、ただ単に広い空間になってしまうので、 works「CATEGORY」は ダイナミックに空間を空けて、どこでくつろいでもいいように部屋名を決めないっていうコンセプトで進めたんだよね。
この建物の良さを引き出すためにリビングって1つじゃなくてもいいかなとか・・だから今回はリビングを2つ作ってるんだよね。
「椅子に座る」っていう くつろぎ方と
「畳の上でゴロっとする」 くつろぎ方
くつろぐ時の姿勢ってあるじゃん?そういうの(色んなくつろぐ姿勢)を好きな時に、好きなポジションでくつろぐことが出来る大きな空間をつくろうと思った。大きすぎるとなんとなく手持ち無沙汰だと思ったから、高い天井に対して低い天井もつくったんだよね。ポイントをつくりカテゴリー分けした。キッチンで何か作業をする時は、「キッチンにいるよ」というのを外から見た時にもわかるように。天井が大きすぎると大きな空間で何か作業をしているように見えるんだけど、そこの容積をぎゅっと 凝縮したっていうのがあるよね。それがリビングキッチンもそうだし、ダイニングは照明で表現した。 リビングと廊下を一体的に繋げたっていうのもあるんだけど、廊下は人の動線だからさ。リビングに入るところを気持ちの切り替えとしてゲートをつくったんだよね。

構造体が新品じゃないっていうのがかっこいいよね。柱もそうだし、梁だって丸太だったじゃん。古いものというのがアンティークが人が好きなように 見せ方によってはすごく素敵になるんだよね。その古い木というのをモダンな空間に入れることで違和感をつくってアート的な要素を加えたっていうのがあるかな。
それから、新築建て替えとかしちゃうと、多分広さも取れないし、(予算的にも)オーダーキッチンだときついじゃん。だけど リノベーションだから、あんな素敵なオーダーキッチンも入れれちゃうし、ちょっと変わった照明もできちゃうし。リノベーションだからできることっていうのをここではしっかり表現したよね。

そういえば少しこだわりがあって・・不安定な違和感はあまり出したくないんだよ。普通に人間ってさ、縦の柱みたいなのがあって、そこに床があって、またそこの上に柱があって。柱が連なっているというのが (構造的に)ちゃんとしているんだなっていう感覚があるよね。柱を抜きたいからって柱をなくしたらさ、不安定に見えるんだよね。不安定に見せるのは アート的な建築。ミュージアムとか大規模建築とか、そういう目的だったらいいんだけど、安心感というのを潜在的に持っていてもらいたいから、できるだけわかりやすく構造をつくる。柱が見えるんだったら、ちゃんと柱を見せてあげるというのは僕はありだと思っている。屋根というのは梁で受けていて柱で持たせているというのが視覚的にわかるじゃん。 柱を邪魔だから抜くんじゃなくて柱を見せるっていう考え方に変えるとすごく素敵になるかな。
ご親族から受け継いだ家を解体して建て替えしようというのももちろんありなんだけど、リノベーションということも 一回念頭に置くと実現したかった オーダーキッチンができるとかさ。 ご自身がやりたいことに合わせて洗面も制作でつくれたりとかさ。現場施工の在来のお風呂にできたりとか。メリットは多いよね。



ハナ氏のひとこと

今回リノベーションのメリットを聞いて、お金のかけどころをしっかりこだわれるというのはとても納得でした。
また、ご親族から受け継いだという気持ちが建て替えより深く感じることができ、愛着がより増すというのも魅力的に感じました!


もっと詳しく知りたい方は、ぜひYouTubeをご覧ください▾



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