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写真家、Yukinori Hasumi の写真との出会いは "偶然" だった|Artist Interview - Yukinori Hasumi 1/6

What’s “Artist Interview” ?
写真のCURBONが、「写真の階段の登り方」をテーマに、活躍中のアーティストにインタビューする連載企画。Hasumi Yukinoriさんのインタビューを公開中です


Hasumi's profile(@833__3)

HASUMIプロフィール

埼玉県出身。”都市”の魅力を表現することを追求しているフォトグラファー。癒しや安堵を与えてくれる夜の街明かりをアイデンティティとし、東京とニューヨークへの強い愛着を原動力に、”都会への憧れ”を想起させるような作品を創ることを目指している。大学時代に建築を学んでいたことから、近代建築にも造詣が深い


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ーー まずはHasumiさんの、現在の写真に関する活動から教えてください。

もともと写真は趣味として始めました。ですが、いつからかのめり込むようになってしまいまして。

そのうちに「写真を仕事にしたい」と思うようになり、去年の頭に思い切ってフリーランスの写真家になりました。いろいろあって、今はまた会社員に戻りました。

ーー フリーランス時代のお話、とても気になります。ぜひあとで詳しくお伺いしたいです!現在は仕事としての撮影ではなく、ご自身の作品として撮影されてらっしゃるのですね。

そうですね。

ーー Hasumiさんの、カメラとの最初の出会いはいつだったのでしょうか?最初のきっかけだったり、印象的な出来事があったりましたか?

僕の場合は、写真を撮りたくてカメラを買ったわけじゃないんです。大学時代に建築を勉強してたんですけど、学校の課題がきっかけでした。

学校の近所に空き地がありまして、「そこに建てる想定で建物を設計しなさい」っていう課題が出たんですね。

で、最初のうちは、何度か見に行ってたんですけど、いちいちいくのがめんどくさくなってきて(笑)。カメラで写真を撮って、空き地の状況を記録しておけば楽だなって思ったんですよね。

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それで、安いコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)を買いました。

FUJIFILMの3万円くらいの機種だったと思うんですけど、それが一番最初のきっかけだったんですね。

ーー そうなんですか!じゃあ、熱い意志を持って始めたのではなく、利便性のために始めたのですね。意外なスタートでした。

もしもカメラと出会っていなかったら、別の道を選んでいたかもしれません。

小さいころから絵が好きで、暇さえあれば教科書の角なんかに、自分の理想の街を絵に描いたりしてたんですね。そんな子どもだったので、カメラと出会っていなかったら、もしかすると絵で表現していたかもしれないですね。

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ーーたまたま目の前にあったのがカメラがだったから、写真の道を選んだというわけですね。たまたまとはいえ、いつのまにか写真にハマっていったわけですよね? 

撮っていくうちに、もっと自分の理想に近い写真が撮りたいと思うようになって、機材をアップグレードしていったのでしょうか。

そうそう、そうです。その頃にはすっかり沼にハマってましたね。

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ーー 最初のカメラはコンデジだったというお話ですが、本格的に写真を撮ろうと決めてから買った初めてのカメラはどんな種類だったんですか?

じつは、最初のコンデジのあとに、またコンデジを2台買い替えたんですよ。

ーーええ!

コンデジを合計3台使ったんですよ!すごく遠回りをしてしまった。

ーーコンデジ3台は初めて聞きました!

一眼レフに買い換える勇気がなかなかなくって。一眼レフって、ちょっと高いじゃないですか。

当時の僕にとって、一眼レフは高いなと思ってたんですね。だけど、ちょっとずつ夜景を撮るようになってから、画質的に物足りないなと思うようになったので、それで一眼にしようと思ったんですよね。

それが最初、Nikonの「D7000」っていうエントリー機でした。エントリークラスの一眼レフを買いました。今になって思えば、そのときが、「写真を趣味にしよう」と決めた瞬間でした。

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Interviewer / Writer : 片渕ゆり(@yuriponzuu
大学卒業後、コピーライターとして働いたのち、どうしても長い旅がしたいという思いから退職。2019年9月から旅暮らしをはじめ、TwitterやnoteなどのSNSで旅にまつわる文章や写真を発信している
Editor :伊佐知美(@tomomi_isa
「旅と写真と文章と」をこよなく愛す編集者、フォトグラファー。日本一周、世界二周、4年間の旅×仕事の日々を経て、2020年夏より日本で一番人口の少ない沖縄県読谷村にて、海と空とさとうきびに囲まれた暮らしを開始


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