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大人になるって言うのはさ、『日記:2024.3.27』

大人になるって言うのはさ、

自分で働いたお金で物を買えるようになるとか、人の親になることとか、子供に戻りたいと思う時とか、色んな時に使う言葉だ。

今日、大人になるというのは、鈍感になるという事だと思った。


私は怒り散らすタイプではない。ムカつくなとか、憤りを感じるものに対してもあまり何も言わない。

でも真逆の時があった。この場所や人をどうにかして自分だけで変えなきゃと思う時があった。それを経験したから思う。人は、色々なことを学んで、鈍感になっていく生き物なのだと。

ピンピンと怒っていた物が、急にどうでも良くなった。

あんなに嫌いだったのは、あんなに遠ざけていたのはどうしてだろうと思ってしまう。美化、美化ではなくて、なんだろう。視界がボヤけていく感覚と同じだ。
私は小学生の時から目が悪いから眼科の検診によか行っていた。その時見た眼科でしか見ない気球が、良い感じにボヤけて見えるのと同じ気持ちになった。

ああなんか、そんなもんか。目悪くなったから、気球が見えづらいんだ。
ああなんか、そんなもんか。大人になったから、嫌いなものもそうでもなく見えるんだ。

じーっと見て、私は今まで嫌いだった理由を思い出した。
まあ確かに嫌いになる理由はあって、好きになる理由はどこにも無くて。だから、大人になって、鈍感になっても、私はずっとそれが嫌いだ。

ボヤけて見えるだけで、気球は気球のままだ。


嫌なものと対峙すると、こんなものなんて、とネガティブ思考が目を覚ます。だが、全く関係ない所でそのネガティブが再利用される。

私は絶対にこれと一緒にされたくないと、謎の向上心が生まれる。

だから、嫌でもたまに向き合ってみると、自分の良さや似ている悪さに気付くかもしれない。自分が自分の嫌いなものにならないようにしよう。

私は暗いことを書くのが得意だと思ってたけど、元からブラックホール暮らしの人とは訳が違う、後からたくさん濁したところで黒くはならなかった、黒の中から生まれた人には負けるんだ

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