全国大会 あとがき②
前回の記事では全国大会で得たもの、自身の内面の気づきを振り返った(私以外の人には伝わらない拙い文章かつ無駄に長いのでオススメしません)。5時間のアルバイトを挟んで今回は可視化できる??自分の変化について言葉にしたい。(実習報告書からの現実逃避なのです…。)
私は現在、通信制大学の4年生、年齢で言うと23才。この全国大会は来年以降の進路をそれなりに考えた春休み明けにあった。全国大会直後からは精神保健福祉士を目指すための実習があったりと何かと変化の続く時期でもあった。
そんな自分の全国大会で経て得た変化、、、
①少しだけ堂々とするようになった
②自分のやりたい進路を選択しても良いと思えるようになった
この2つかなと思う。
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①少しだけ堂々とするようになった
前回の記事で本来の自分にも自信を持って良いと感じるようになったみたいなことを書いたのだが、そこに通じるものでもあるのか、前を向いて歩くことが多くなった気がする。一人でいるときはいつも下を向いて、人から顔を見られないようにという意識が強いんだけど、全国大会後は少し前を見ていられるようになった気がする。
あとは挨拶できるようになった、私は普段、障害福祉事業所にも通所していて、もうすでに3年以上通所しているのに、新しく来た仲間に自分から挨拶できない人だった。いつも向こうから来てくれるのを待ってる。
でも、自分から挨拶ができるようになった。それも背筋を伸ばして、少しだけ堂々と。
そんな私の姿を見た仲間から、「ちょっと大人になったんじゃないか」って言われて嬉しい。誰にでもどこででも挨拶はできて当たり前なのかもしれないけど、私には自分のちょっとした変化が私には嬉しい。
②自分のやりたい進路を選択しても良いと思えるようになった
今年の2月・3月、就活しないと!と何社かエントリーシートを出した。自分の憧れの業界ではあったんだけど、自分の進路の希望は一般企業への事務職での就職じゃない。だけど、一般企業の安定性だったり、ほんとに行きたい進路への自信の無さだったりから一般企業に目を向けた。(私にとっては一般企業が第一希望ではなかったということで一般企業が良くないというわけではない)見事にエントリーシートは全落ちした訳で、次どうしようと福祉系の病院や事業所かなと考えるようになっていた。
私の希望の進路は…英国への留学と大学院進学。
この二つが最奥の私が希望する進路だった。
実際に昨年の10月、留学するんだって言って動き出してはいた、お金がないといけないから奨学金試験に応募していた。動いてはいるのに、そのことは周囲の人には言えず、何度も何度も「卒業したら就職かな」と誤魔化してきた。自分の気持ちの面でも自分に「就職にすべき」と言い聞かせていたところも大きい。
自分なんかにできっこないんじゃないか、やるっていったのにやっぱりできなかったって言うのは恥ずかしいし、失敗するくらいなら無難な進路を選択した方がいい。
これまで何度もつまずいてきた。だからそう自分は自分の希望を叶えられえる人じゃない。だって私は人よりも精神的に脆くて折れやすい。
全国直前の春休み、留学を撤回して就職するか、揺れていた。だって怖いよ留学、大学院も通信制大学出身の私が目指して良い場所なのか。
もちろん留学も大学院も自分のやりたいことがあるから行きたい。自分のやりたいことに熱中できたら幸せだろうと強く思う。
でも私には自分の情熱や希望をいつもいつも上回ってくる強い不安感や自分への信頼感のなさがある。
しかし、全国大会を経てちょっとふっきれた自分がいた。やりたいことがやりたい。
1.自分への自信の無さを言い訳にやらない選択を取るより、やりたいことに挑戦したいなと思うようになった。
これはソーシャルフットボールを続ける自信がなく逃げたかったけど、でもやり続けたから得た喜びがあったという経験が大きいのかもしれない。
2.自分らしさが出せたら大丈夫なんじゃないかと思うようになった。
作り続けた自分(画像6⃣)がこれ以上頑張るのはしんどいし、鎧をかぶせた自分が頑張り続ける自信はない。でも、全国大会のように本来の自分(画像1⃣)の力を発揮できれば大丈夫なんじゃないかと。留学も院進も、大変なことも辛いことも嬉しいことも色々発生すると思う、でも本来の自分の良さや強みが出せたら大抵のことは何とかなるんじゃないかと思えるようになった。
全国後、チームスタッフに「留学ほんとは怖いけど」とこぼした時、「大丈夫なんじゃないかと思う。全国大会のプレーを見ててそう思う。」と言ってもらったとき、嬉しかった。本来の自分の持つ力を出せている自分を見て大丈夫だと言ってもらえたことが嬉しかった。
3.良い経験も苦い経験も蓄積して次に活かせばいいと思えるようになった。
これまでの人生、スポーツ人生、苦い経験が多かった。でも振り返った見ればそんな経験が自分の身体には蓄積されていて、今の自分の中に生きている。
自分の弱さと向き合う種になったり、今の自分を許す優しさになったり。
ダメな経験が全部だめだとしてしまうのか、そこと向き合って次につなげていくのか、自分次第だと思う。自分は後者の選択が自然とできていると思う。だからまだスポーツを続けているのだと思う。
今回の全国大会でもこれまでの自分の過去の苦い経験や失敗した経験が私の中で活かされていたと思う。
留学をそこに苦い体験があると想像して諦めるのはもったいない。おそらく留学には苦い体験がかなり待っているとは思う。異国の地で環境に適応できる自信が私にはないから。でも、それでも英国にしかないもの、そこでしか学べないものに私は自分が直接的にアクセスしたい。だからやっぱり行きたい。そう、そこで辛い経験があっても、悲しいことがあっても、それさえも自分の成長の糧にしていけばいい、これまでもそうしてきたように。そう思えるようになった。
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2024年5月19日。留学支援奨学金の面接試験(最終試験)を受験するために東京へ行った。
試験前日には大学の先生が試験対策に付き合ってくれた。その先生には全国大会前にも対策をしていただいていた。「前回と比べて格段に良くなった」と言ってもらった。
それは、準備時間やその間にたくさんの人に面接練習をしてもらっていたということもあると思うが、全国大会を経験してからの自分のマインドの変化や自分への信頼感が生まれたことが大きく影響していると思う。
面接でも堂々と、本来の自分の姿で自分の留学や興味関心に対するパッション、自分の未来への想いを伝えることができたと思う。
合否はまったく読めない。自分に足りなかったと感じる部分もあったから。同じく受験した学生さんの姿やプレゼンもとっても素敵だったから。でも、今年受験してよかった、挑戦してよかった、そう思う。だから、あとは結果を待つだけ。
今現在、来年以降の私の進路は全くの白紙。自分のやりたいことに挑戦できる、近づくことのできる進路を選びたい、私にも自分の進路を自分のために選ぶことが出来ると思う。最奥の自分が納得する進路選択をしたい。
そう思うことができる今、背筋を伸ばして頭を上げて前を見ることができる、できる時間が前よりも少し増えてきている。そう思うきっかけをくれた全国大会に心から感謝したい。
これが全国大会から1ヶ月たち感じる、私が全国大会を通して得た気づき、変化。全国大会の「結果」だけではなく、ソーシャルフットボールが私に与えてくれたものにも目を向けたいと思う。
この記事を公開することに少し迷いがあった。近くにいる仲間に本心をさらけ出した文章を読んでもらうことへの気恥しさ、(不確定ではあるのだが)進路に関して直接伝えるのではなくブログに書いてしまうことに対する後ろめたさもある。
でも、それでも、ソーシャルフットボールに感謝をしていて、成長の機会をくれた全国大会に感謝をしているから。その全てに関わってくださる方に、チームメイトに、チームスタッフに自分ができることとして、拙い文章ではあるが、全国大会を通して得た変化を発信したいと思った。
また、同じように悩みを抱える方に、自分なんかがとは思うけど、病気や障害を薬やうそ、現実逃避で埋めるのではなくて、病気を抱えながらもそれでも自身の生活に楽しみを見つけて生きる自分の姿を届けることができればと。
私のnoteはあくまでも自分の記録のため、自己満のためのnoteですが、これからはほんの少しそんな想いも持ちたいと思う。
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