イギリスのコロナウィルス備忘録6

ロックダウン6日目 (3月29日)

買い物に行かないと冷蔵庫の中のものが無くなるのが早い早い。知らなかった。

スーパーはいつでも開いてるから…と甘く見ていたが、毎日コロナ犠牲者数とニュースの恐怖度が加速しているため買物にも行きたくなくなった。まだ食料は十分あるけれど、生鮮食品はたまには買い出しに行かないといけない。嫌だなあ。ほんとこんな事になるとは思わなかった。

私よりも外出を怖がっている夫が庭ならいいだろうと、珍しくガーデニングしてくれた。ガーデニングと言えば聞こえがいいが、伸び放題になっている木を切ったり雑草除去。プロダクティブで良い事だ、うんうん。

ボリスは今日も国民へビデオメッセージ。すっかり人気者のボリスを心配している人も多いだろう。イギリス人の友達は「毎日5時からのボリス会見が楽しみだったわ!」とチャットしてきた。みんなそうだったんだな。私にとっても一日のハイライトでした。みんなのボリス、頑張れ👍。

ボリスの姿を見られたのは良かったが、「もっと厳しい制限を出すかも」と言ってた。これ以上厳しい制限てなんだろう。ロンドン封鎖か……ジワジワ来るんだよなあ……なんかこの、匂わせながら国民に心の準備を与えるやり方にも慣れてきた。

夕方の政府会見は、ロバート・ジェンリック地方自治相と、医療当局幹部のジェニー・ハリス医師のお二人。

画像2

このジェニーさん、冷静で的確でめちゃくちゃカッコいい。メディア記者に「その質問はさっきの繰り返しになるけど」とピシャリと釘を刺すのもたまらん。それでいて私達凡人に分かりやすい言葉で今の状況を説明してくれる。「優秀」と言う言葉がこんなに似合う人もいない。そのジェニーさんが「収束まで6カ月かそれ以上かかるかもしれない」と仰ったんですよ。ジェニーが言うなら仕方ないです。6ヵ月ですか、そうですか。😂

画像3

ジェニーにしびれているのでアップの1枚も。

(あ、右側のロバートさんもなかなかいいです。←私なに様だよ。でも今日は疲れたのでロバートについては次の機会に書きますね。)

議会放送などを観ていると(特にブレグジットのゴタゴタ時)、こいつらアホか、動物園か、などと思っていたのですが、普段は表にはでない、こういう優秀な方々が大英帝国を支えていたんですねえ。その事を知れたのがコロナで一番良かったかも。

ロックダウン下、政府のコロナ会見が国民の唯一の楽しみになっている昨今。おっ、今日の人は誰だ、とか今日はなにを言われるんだろうとか。連続ドラマよりもスリル満点。

いつもの公園に散歩に行くと私と同じ様にだんだん外出するのも怖くなる人が多いのかとても少なかった。

公園からの帰り道、NHSの医療従事者への感謝とエールのポスターが。

画像1

英国ではヒーローだけど、日本の医療従事者の方やそのご家族が差別やイジメの対象になることがあると言う信じられない話を聞いたけど…ウソっすよね? お願いウソと言って。

今日のニュース

・第一線で働いてくれていた医師が感染で死亡。悲しいニュース。

・NHSの人手不足解消のため、リタイヤ後の医師、看護師に募集をかけたところ2万人が応募。

・英国 死者1228人、陽性 19522人



最後まで読んでくださってありがとうございます!サポートしていただいたら、イギリスでは滅多に食べられない美味しい日本食を食べに行きます!