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フリーランス3年生、転職活動はじめました。

 2019年10月1日
これは、私が個人事業主となった日。
2年10ヶ月ほど前のことです。

実際のところ、これは開業届の日付でしかなく、まだライターとして小さい仕事をのみの状態ではありました。
でも、何はともあれ、私がフリーランスとなった記念すべき日なのです。

その後、仕事探しをする中で、フルリモートのリサーチャーという仕事に出会い、業務委託を経てお仕事をするようになったのが、2019年11月末ごろ。
嬉しいことに、この仕事は私にとても合っていたようで、気づけばメインのお仕事として毎日の稼働可能時間の大半をこの業務に使うようになり、少しずつだけれど経験を積み、1年ちょっとで時給アップも達成できました。

フルリモートのお仕事は、コロナ禍の影響を受けることもなく(休校や
休園による打撃は容赦無く受けたけれども…)、安定してお仕事をいただける状況は本当にありがたかった!

働きたいと言えば、働ける時間だけの仕事をもらえ、今月はこのくらい稼ぎたいなと思えば、大体それは叶う。自由でありながら安定した収入という、見る人が見れば羨ましくてたまらないかもしれない環境を手に入れたことで、私は随分呑気になっていたのかもしれません。(もちろん、いいことばかりではなく、確定申告に四苦八苦したり、税や社会保障関連の支払い額を見て慄いたりもしていますが…)

元々、フリーランスで働くのは一時的なものと決めていました。
2019年10月当時、まだ0歳だった次男。彼がある程度大きくなるまでという見通しで、具体的には3歳か4歳になる頃には、また組織に属して働けるような道を探そうと考えていました。(これには理由があって、最初に入った園が2歳児クラスまでしかなく、家近の園に転園できるか?がその後の仕事に影響を与えることが明確だったからです。)

それなのに、気づけば次男が3歳になり、家から徒歩10分の園に転園が決まっても、仕事探しをはじめる踏ん切りは、なかなかつかなかったというのが本音でした。
コロナ禍が続いていて、フルリモートの環境を手放したくないというのも理由の一つ。でも、今にして思えば、やはり「コンフォートゾーンから抜け出したくない!」という守りの感情が働いていたと思うのです。

新しいことを始めるには、いつだって大きなエネルギーが必要。これを改めて実感したのでした。

実際、私が最終的に重い腰を上げたのは、かなり大きな心的エネルギーのおかげ。
その正体は、「いつまでも、あると思うなフリーランスの仕事」という大きな大きな不安感でした。


それは、今年4月半ばのこと。

年度末の繁忙期がひと段落し、「2-3月にいっぱい働いたし、4月は少しペースを落として仕事しよっかな」なんて呑気なことを考えていたころ。

が、その直後に長男が体調を崩し、状況は一変。
最終的にコロナではないという結論に至ったものの、当時は「感染した?これは家族全員倒れるパターン!?」と戦々恐々していました。
ちょうどプロジェクトの切れ間だったこともあって、お仕事も数日は稼働なしでお願いをすることに。
そうしたらば…

いとも簡単に、「仕事なくなったらどうしよう!?」という不安でいっぱいになったのでした。

我ながら単純で短絡的すぎるだろうとも思うのですが、元々常に仕事してないと死んじゃう回遊魚系ワーカホリック。
お仕事ない!どうしよう!となりがちな元々の性格に加え、フリーランスの場合、収入も無くなるという不安も重なるわけで、はっきりと「今の働き方は決して安定ではない」と気付いたのでした。

この時代に安定な働き方なんてそもそもない。そんな大前提は、よく分かっていたつもりです。実際に、そこそこ長い社会人経験を通して、会社の合併も、大規模な組織改編による所属部署の消滅も経験しましたし、早期退職施策が実行されるのを横目で見たりもしていました。そして最終的には、家族の都合によって、一生働くつもりでいた企業を退職するということも経験してきたのですから。
でも、会社員生活が長かった私は、フリーランスという働き方特有の不安定さに対する認識が甘かったのです。

もちろん、フリーランスという働き方を選んだ時点で、労働契約を結んでいるわけではないこと、いつ仕事がなくなってもおかしくないことは頭の片隅に常に置いていたつもり。
それでも、現実の状況として、安定した仕事を与えられていれば、平和ボケしちゃうのもまた人間というものではないでしょうか(主語が大きいですね)。

そんな平和ボケを打ち破れたという意味では、4月のゴタゴタは意味があったのでしょう。
ようやく目が覚めた私は、「一つのクライアントに集中する働き方」ではなく、そもそもフリーランスになった時点で目指していたはずの「複数クライアントの業務を並行して行う働き方(複業)」へのシフトを決意したのでした。

これが、フリーランス3年目にして転職活動を始めた理由。

フリーランスとして新たに業務を獲得することは、転職活動とは違うかもしれないけれど、やっていることはほぼ転職活動と同じ。
また、働き方として、複数の業務委託を持つフリーランスというスタイルだけでなく、会社員(正社員、契約社員)+副業(現在のリサーチャーを継続)というスタイルも考えています。
少なくとも、業務委託スタートでも直接雇用へと移行できるような場所を第一に仕事を探し中。

働くことがが大好きだからこそ、安定して働き続けられるよう、働き方をアップデートしていきたい。

そんな思いを胸に突き進む転職街道、どうなるかは乞うご期待!



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