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【24/7/4セミナーレポート】 | 【NTTデータとデザインスタジオが語る】 地方銀行・信用金庫が取り組むべき、DX推進とは 〜ユーザーと共に創る次世代バンキングアプリ〜 | インクルーシブデザインスタジオCULUMU

2024年7月4日(木)、株式会社STYZ 原宿オフィス×オンライン配信のハイブリッド形式にて「【NTTデータとデザインスタジオが語る】 地方銀行・信用金庫が取り組むべき、DX推進とは 〜ユーザーと共に創る次世代バンキングアプリ〜」と題し、株式会社NTTデータとデザインスタジオCULUMUで、地方銀行・信用金庫のDX推進をされている方向けに、これからのバンキングアプリについて考えるセミナーを開催いたしました。

セミナー概要

デジタル化の必要性とその背景
日本社会は少子高齢化に伴う労働力不足という深刻な課題に直面しています。試算によれば、2030年には約341万人、2040年には約1,100万人の労働供給不足が予測されています。このような構造的な問題を解決するためには、金融機関もデジタル化を進め、効率化を図る必要があります。

これからの時代に求められるデジタル化とは
今回のセミナーでは、地方銀行、信用金庫がデジタル化において直面している課題から今後どのように取り組んでいくべきかを紐解いていきます。
NTTデータが提供してきたMy Paletteの取り組みとデザインスタジオCULUMUが取り組んできた高齢者の方へのリサーチをもとに、これからの時代に求められるデジタル化、次世代バンキングアプリについて考えます。

【セッション1】NTTデータにおけるフロント事業の取り組み(株式会社NTTデータ)

[スピーカー]島村純平

このセッションでは、不確実な環境変化に対応し続けることを可能とする「OpenCanvas Atelier」の取り組みが紹介されました。この取り組みは、急速な社会のデジタル化や顧客ニーズの多様化に対処するため、金融機関と共にサービスを共創することを目指しています。
具体事例として、高齢者による口座取引をご家族などの"見守る人"へ通知する「見守りサービス」や、検討中の事例では、高齢者・認知症患者の増加を背景に万一の時のために、自身に関する情報集約や考えを整理し情報入力や家族への連携をサポートする「エンディングノートサービス」が紹介されました。

セッション1の様子

【セッション2】地方銀行・信用金庫が取り組むべき、DX推進とは~ユーザーと共に創る次世代バンキングアプリ~(株式会社NTTデータ東海)

[スピーカー]奥山 一茂

このセッションでは、中国駐在時の経験とシニア向けビジネスから学んだ知見や取り組み事例が共有されました。
中国のアプリバンキングはスマホ一つで多くのことができる利便性や高齢化が進む中国ではシニアに易しいアプリの提供に注力している点が日本と異なります。
中国駐在時の経験から取り組んだシニア向けビジネスでは、安心して長寿を享受できる社会の実現を目指し、デジタルプラットフォーム「ボイスタ!」など高齢者がデバイスを通じて社会と繋がる取り組みが紹介されました。
また、シニアが使いやすいサービスを提供するためには「とにかくシニアに寄り添い、シニアの声をもとに開発すること。」と話し、ユーザーの声を反映したサービス開発の重要性が強調していました。

セッション2の様子

【セッション3】バンキングアプリにおける高齢者の利用実態とその改善(デザインスタジオCULUMU)

[スピーカー]川合 俊輔

このセッションでは、デザインスタジオCULUMUがおこなった中国のシニア向けアプリの調査や実際にシニアの方へおこなったバンキングアプリについてのヒアリングをもとに、高齢者に求められるシニア向けアプリUIについて紹介されました。
また、デザインスタジオCULUMUが提供している「CULUMUリサーチ」では実際の利用者や対象者に対してのインタビュー調査から与件の整理・仮説立案・アイディア創出・プロトタイピング・テスト評価までを支援し、その後のデザイン制作・開発、持続的な改善支援まで一気通貫で実現できることが紹介されました。

セッション3の様子

パネルディスカッション

  • 島村純平(株式会社NTTデータ)

  • 奥山一茂(株式会社NTTデータ東海)

  • 川合俊輔(デザインスタジオCULUMU)

  • 石井萌(デザインスタジオCULUMU)

パネルディスカッションでは、参加者から質問を募り答えていく形で実施いたしました。

パネルディスカッションの様子 1枚目
パネルディスカッションの様子 2枚目

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