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キルメス ~移動遊園地~

今回は写真中心の投稿にしよう。

テーマは・・、そうだ、日本は夏祭りの季節。夏祭りといえば思い出す「キルメス」と洒落込もうか。

キルメスとは?

僕が日本に住んでいたときは聞いたことがなかった、キルメス(Kirmes)。これはドイツの「移動遊園地」のこと。

毎年同じような季節になると、何もない河原や街の中心の広場などに、すごいスピードで遊園地が建てられていき、アッという間にキルメスが出来上がる。

そうやって2週間くらい営業してから、また解体されて別の街へ移っていく。

季節は問わない。夏場に開催される街もあれば、春や秋、さらに冬にクリスマスマーケットと合わせて開催されるケースも。

特に夏場に開催される場合は、日本でいえば夏祭りと同じような雰囲気。出店が出て、歩きながら食べて飲んで、喋って。そういう雰囲気を楽しむ文化は、万国共通やね。

ちなみに、オクトーバーフェストにも移動遊園地がセットでつくられる。オクトーバーフェストと言えばビールが注目を浴びるけれど、実は会場の半分近くは移動遊園地、つまりキルメスが占めている。

では、キルメスの中身を見ていこう。

乗り物

乗り物の種類はとても豊富。

まず、観覧車、メリーゴーランド、フリーフォールは定番 ↓

他にも、ジェットコースター、空中ブランコなど。

上空をグルグル旋回する空中ブランコ ↓

更に高い上空をグルグル~と旋回するブランコ。

他にも、軸がグルグル回りながら座席が別の軸でクルクル回るヤツとか、すごいスピードでシャーって回転するアレとか。

もう僕の表現力の限界を超えたので、適当に想像しておいて下さい。

他にもいろんな小屋が

乗り物だけではない。他にも、魔法の世界で遊びましょう、という小屋 ↓

アスレチックの小屋とか、食べ物を売るお店とか(ソーセージ、魚のフライ、ピザ等) ↓

右側は、ぬいぐるみを売るお店 ↓

↓ これはレープクーヘンのお店。レープクーヘンは通常はお菓子として食べられるけれど、この手のお店で売られているものはしっかりと焼き込んで、飾りとして使われる。食べることもできるが、食べるのであれば通常の食用の方をお勧めする。

射的も定番。息子が好きで、キルメスといえば必ず射的をしていた。

驚くことに

ちなみに、このように何十mもの高さがあるフリーフォールや観覧車が立っているけど、こんなバカでかいものが建っている土台は、どんなところだと思います?

実は、石畳やアスファルトの上に建っている。

つまり、地面に穴をあけて杭を打ち込んで安定させるといった基礎工事をせずに、こんな不安定な建造物を立てている。

地震がない国ならでは、やね。

by 世界の人に聞いてみた

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