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ライター5年目の変化「誰かの推しを大切にするようになった」こと

私事で恐縮ですが、ライターになって丸4年が経ちました。

前職はまったくの別業種にいたので、フリーランス歴も同じく4年です。

フリーランスを1年後も続ける人は5割、5年生存率は1割とも言われている世界なので、この先はもっと努力が必要なのだろうと思います。

不安もありますが、それ以上に楽しみでもあります。

まだまだ修行の身ですが、ライターを4年続けて、考え方や行動などあらゆることが変わりました。

中でも予想外だったことを書いてみました。ベランダで夜風にあたりながら書いているのでゆるめです。

(写真は私の推し…というか実家の猫、ポニョです)

誰かの推しを大切にするようになった

ーーライターになって変化したことは、ここに書ききれないほどたくさんある。

例えば行動力が養われたとか、日常のあらゆるシーンが仕事につながるとか、ある程度は想定内だった。

しかし、「誰かの“推し”を大切にするようになった」ことは意外だった。

アイドルでもキャラクターでも、何かの作品でも、対象は何でも構わない。

見ず知らずの人がSNSで好きな人や物について熱く語っているのを見て、今までだったら否定はしなくても「ふーん」とか「自分は興味ない」と無関心で終わっていたことが、「この方はなぜそれが好きになったのか」と、そこに至るまでの経緯やストーリーを考えるようになった。

SNSのタイムライン上に流れてきた時も、温かい目で見守るようになった。「え〜良かったね」とか声に出していることすらある。

もちろん勝手に考えているだけで、答えが出るわけではないけれど、これはきっと、インタビュアーとして相手を受け入れ、話を引き出す勉強をしていることが影響しているのだと思う。一種の職業病かもしれない。

でも考えていくうちに、好きなものを語るその人ごと、受け入れようという気持ちになってくる。

そうなれば、「知らんけど」とか「自分は好きじゃない」という感覚にはならない。

むしろ、「この人がこんなに情熱を持って愛しているものを、自分はなぜ良いと思えないのだろう」とさえ感じる。

もちろんすべて理解できるわけではないし、どうしても分からないなぁと思うことはある。それでも、自分が好きな物の中で一番それに近い形で想像してみるとか、トライする方法はあるはずだ。

「キティちゃんが好き」→「私がスヌーピーを好きなのと似てるかな」

「電車が好き」→「私が船を好きなのと似てるかな」

みたいな感じで。

別に万人を受け入れようとしているわけではないが、これも誰かの記事を書く時に、その人を最大限に理解しようとするマインドを持つ訓練になるかもしれない。

いや、もしかしたら無意識に訓練を始めていたのかもしれない。

今の自分は、それくらいオンとオフの境目がなくなっている。それが楽しい。

サイト運営を通して

誰かの推しを大切にするようになったのは、Culture Cruiseというサイトで記事を書いてきたこともきっかけになっていると思う。

Culture Cruiseでは、記事の対象となる人や物をリスペクトするというルールを大切にしている。

まずは筆者である自分が、記事の対象を深く感じ取ろうとする姿勢がないと、読んでくれる人の心には届かない。これはもう絶対である。

筆者の情熱は、常に読者の心を上回っていなければならない。そう思って記事を書いてきた。

読者は、記事の対象のファンであることが多い。だからファンの方々のことも尊重する。そうするとファンの視点に立つことができ、記事の対象のことが大好きになれる。

だからこそ、何かを好きになる気持ちって素晴らしいと気付けたのかもしれない。感動巨編。

Culture Cruiseの思想が、私自身に受け入れるマインドを宿してくれたのかもしれない。育てているつもりが育てられていた。子育てか!

しかし、Culture Cruiseの思想は読者あってのものなので、やはり読んでくださる方への感謝。これ以外、辿り着くところはない。


自分の好きなものを否定されたら悲しい。だから、他の誰かの好きなものを否定したり、「興味ない」と冷たい目で見ないようにしようと心がけるようになった。

今までがそうだったとも思っていないが、無意識のうちに棒読みの相槌で相手をがっかりさせてきた場面があったかもしれない。

何かを好きになる感情こそが素晴らしく、想いの先はきっと共通なのだ。

ライター5年目。

まだまだやりたいこと、書きたいことがたくさんある。

何を書く時にも、その裏にはファンや支えている方の存在があることを心に留めて、大切に言葉を紡いでいきたいと思った。


読んでくださってありがとうございました。また1年がんばります!

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