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キャベツウニで海を護る


高級商材の面を持つ一方で、実はウニは磯焼けを引き起こす厄介者という面も持っています。
磯焼けとは、海藻がたくさん茂って藻場を形成している沿岸海域で、海藻が著しく減ってしまう現象を指します。

磯焼けはウニによるものだけではなく、同じく海藻を食べるアイゴやブダイなどの魚や、海水の温暖化によっても起こるともいわれていますが、コンブなどの海藻類をウニがエサとして最後まで食べきり、生えなくてしてしまうことに原因があります。

磯焼けが起きると、ウニと同じように海藻をエサとするアワビやサザエも減ってしまいます。また、小魚の隠れ家となる海藻がなくなってしまうので、小魚も減っていきます。

その連鎖で小魚を食べていた大型の肉食魚も減ってしまうため、磯焼けは生態系に大きなダメージを与えてしまうのです。

さらに、磯焼けが起きている海に住んでいるウニは、エサ不足により可食部の生殖巣が大きくならず、食用価値の無いウニとなります。

その結果、価値の無いウニを利用しない・獲らない⇒またウニが増える⇒磯焼けが助長される、という悪循環が続いてしまうのです。

磯焼けで海洋資源がダメージうけないように
食欲旺盛なウニに野菜を与えたら

モリモリ食べて美味しいウニになっていく。

特にキャベツウニで有名になりました。

キャベツウニを始めた神奈川県では、磯焼けを引き起こすとされるムラサキウニに、4~6月にかけてキャベツを与えて太らせています。

この時期はちょうど三浦半島で春キャベツを生産している時期に当たります。
大きくなりすぎた流通規格外品のキャベツをエサにするという一石二鳥の試みです。

ちょっと面白い ウニは食欲旺盛でなんでも食べるのね。
キャベツモリモリ食べてますよ。

中身たっぷりになったら、今度は人が美味しくいただきますの!

生命の連鎖  

いのち いただきます‼️

ごちそうさまでした。

しっかり感謝いたしましょう💐

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