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「ポジティブに考えると」と言う


どんな人にも、ポジティブな側面とネガティブな側面がありますよね。

しかしビジネスにおいては、基本的にすべてポジティブにとらえることが大事なのです。 

たとえばクレーム対応などに追われている間は、どうしてもネガティブな気持ちになります。

それでも、 「ポジティブに考えると、今回のトラブルのおかげでシステムの穴が見つかった」 
「ポジティブに考えると、今回の一件で、ほかの数十件に及ぶ類似商品のクレームも未然に防ぐことができた」 などと
メリットを1つでも見つけられれば、その後のビジネスに活かせます。 


反対に、ネガティブな思考にばかりとらわれて、
トラブルの火元になった犯人捜しをしたり、
責任を押しつけ合って揉めたりすることほど無駄なものはありません。 

トラブル対処だけで疲れ切って、「こんなトラブルはもうこりごりだ」と、
ぐったりしてしまいます。

それに、ネガティブな気持ちのまま終わってしまうと、
次からの 仕事も気持ちが後ろ向きになって悪影響が出てしまうものです。 


自分がミスを犯したとき、クヨクヨ落ち込んだり、言い訳や責任転嫁をしたりするのも逆効果です。

それよりも、 「このような経緯でミスをしました。関係者にすぐお詫びして対策を考えます」 と、
冷静かつスピーディに算段を考える人のほうが信頼を得られるのです。 

ポジティブな人は失敗を活かせるからこそ、失敗するたびに成長していくのです。 


ネガティブからポジティブに物の見方を変えるには、
気持ちの切り替えが必要です。

しかも、切り替えは早ければ早いほうがいいのです。 

そのためのコツは、「気持ちを切り替えると〜」、「ポジティブに考えると〜」 と口に出して言ってしまうことです。 

そうすると聞いているほうも、
「ポジティブに考えるとどういう見方ができるのだ ろう?」と
 心の準備ができますよね。 


トラブルにもポジティブに対処できると、「この人には安心して仕事を任せられる」 と思ってもらえるようになるのです。

ですから、転んでもただでは起きないつもりで、 ぜひポジティブ思考を身につけてください。


《失敗も言葉1つでプラスに変わる》



齋藤孝
『頭がいい人のモノの言い方』きずな出版  より




どんなことにも、どんな状況にも、裏と表があります。

つまり、どんなにマイナスだと思っていたことでも、
プラスの面はあるということです。

たとえば、お財布を落としてしまったとき、「これをポジティブに考えると」と先に言ってしまえば、ポジティブなことを脳は考え始めます。

「ポジティブキーワード」です。

しかし、「まいったな、最悪だ」と言うと、最悪で、まいったことしか頭には浮かびません。


他にもポジティブキーワードはあります。

「今回の良い点は」、「これのプラスの側面は」、という言葉もポジティブを引き出します。

また、会話の最初に「でも、よかったね」と言うと、よかったことがどんどんでてきます。


いつも、ネガティブに考えてしまうクセのある人がポジティブになるには、ポジティブに考えざるをえない「ポジティブキーワード」をことあるごとに使うことが大事です。

するとその思考回路が習慣となり、ポジティブな習慣ができあがります。

すべての経験は、良きことなのです。
それをしっかりと受けとめていきましょう❣️

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