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被災したドイツ人の視点より


私は、そんな日本人のパワフルさに元気をもらいました。
みんなメンタルのスイッチが本当に早い。
もしドイツでこんなことが起こったら、ドイツ人はしばらくの間、泣いて、悲しんで、3日間はダメになっていると思います。
こんな時に、一つのスペースに知らない人と20人くらいで一緒にいるなんて、ドイツ人はできない。

 そこにいたみんなは泣かないし、明るかった。
“大丈夫のメンタル”で、みんなで助け合って、食べ物とか水を分け合って、ヘルプフルに動いていた。
ドイツは自分が悲しいと泣くし、『自分が、自分が』っていう国だけど、日本はイマージェンシーな時も、“助け合い”のメンタルがあって本当にびっくりしたし、すごいと思った」

「地震は初めて経験しました。怖かったし、ショックだし、パニックだった。
だけど、ここから出たいと思わないよ。
いつかここで、永住権を取ることが夢なんです。
私にとって穴水は本当に、本当に大切な場所。
空気はクリーン。野菜も美味しい。人も、自然も素晴らしい。

 本当にタフな時間はこれからだと思います。
今は気持ちがハイになっているけど、元の生活を取り戻すために必要な時間はとても長い。
それでも、被災した場所が穴水で良かったと思っています。
ここには“大丈夫”と言ってくれる人がたくさんいるから」


地震など災禍にあった時に
パニックになるのもおかしくない。
ましてや母国から遠く離れた地での震災。

それでもその地の人たちの「大丈夫だよ」に励まされ
小さなおにぎりに愛情感じてくれて
その地の人たちと共に生きていく思いを強めてくれている。

私たちは自分たちの強さや温かさに気づいていないだけ。
外からの視点に大いに気づかされれる。

災難は今までのありがとうを再認識させてくれます。


今も寒さや不自由のなかにいる方々に想いを寄せる。
どうかたくましく再生することを願います。
心から祈りをこめて

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