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左ハンドル右側通行への適応(異なる運転文化への挑戦)

うあ。逆を走っている・・・

私自身が体験した右側通行という過去の経験は
現代においても興味深いテーマです。
外国で過ごし帰国後に車を運転する際の驚きと戸惑い
そして適応のプロセスは新しい視点ですから。

数ヶ月間、異なる運転文化である右側通行に
慣れることは、当初は思っていた以上に挑戦的でした。
日本ではずっと左側通行です。
駐車場から出発する時に右折が自然になる瞬間は
最初は戸惑いました。

この違いは、実際にその国に滞在しなければ
理解しにくいもの

大きな道路で流れに乗っている時にはあまり感じません。
しかし、小さな路地から出る時が一番危ないのです。
日本人ですから脳が「左側通行に固定」されているから。
出口で左折した時の同乗していたアメリカ人が緊張した
表情は忘れられません。
その時は前から車が急接近してきました。
映画のように「危ない!」とは済みませんでしたが
慣れるまでのプロセスが必要なんだと。
慣れた頃には帰国です・

しかし帰国後の運転はさらなる驚きでした。
言語の違いは比較的早く克服できました。
日本語は頭で理解しながら話すので
切替えが早いのです。

車の運転は違います。
まず最初は助手席をドアを開けたのです。
無意識」に。
しかし、実際に道路で運転する瞬間が一番の
試練でした。小さな路地から出ようとしたら
通行方向が逆になり、驚きと緊張が。
冷や汗です。

数年後、アメリカでの取材旅行。
雑誌の新人編集者が運転を担当しました。
空港で落ち合いレンタカー会社へ。
契約もなんとか済ませて彼の運転で出発。

彼は初めての海外運転。
もちろん国際免許も取っています。

空港の出口。
小さな道で彼に告げました。

ひとまず逆走っているから路肩に止めよう

当たり前のように左側通行のクセが出てしまい
私たちは逆車線を走行してしまいました。
幸いなことに、車が接近しなかったため
事故には至りませんでした。
彼は「大声」を上げてました。

後にドイツでの運転経験もありました。
みんなで運転すると言いながら国際免許を
持つ同行者がいないトラップ状態。
結局、滞在中に数百キロを運転することになりました。
でもなぜか左ハンドルにも右側通行すぐに適応したのです。

不思議な事に頭が切り替りました。
仕事でもあります。
ずっとやっていなかったこと。
覚えているかが心配でも初めて少し
ストレッチするように「準備運動」があれば
覚えているのかのように出来ることもあります。

もちろん、これってかなりコツがあります。
繰り返しの練習を経て身体に覚えさせることが不可欠。
覚えていないうちは頭がその仕組みを
理解していないのでうまくいかないのです。

繰り返しの練習

私も練習嫌いですがこの頭の構造を理解できたのは
やっぱり練習を通じて。
更にコツがあります。
それは練習の繰り返しにポイントがあります。
毎回同じ練習だけだと飽きるしコツがつかめません。

最初が出来るか出来ないかではありません。
その視点なら私はきっと出来ないダメ人間。
でも、繰り返す中で工夫があるのでそこから
一気に理解します。
ここでも「頭に理解してもらう」こと優先。
その為に細かいことにこだわります。
加えて練習の中で一回終わりまでやってみるのも
良いかも。
頭が順序を記憶してくれるからです


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