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ツールショック/2006.07.01

過去ブログを読み返すと驚くことがたくさん。
そっかあの時代にそういうことがあったのか。
もう記憶の深い沼の底に沈んでいることが
鮮やかに蘇ります。

自転車レースで一番有名なのが
ツール・ド・フランス。
毎年7月におこなわれるロードレース
なぜかフランス一周ではなくなって
いるけど今でもフランス一周レースと
呼ばれます。

走行距離は4000キロ近く。
面白いのは毎年回るコースが入れ替わること。
右回りの次は必ず左回り。
アルプス、ピレネーという隣接する国との
国境を走り最後は「パリ・シャンゼリゼ」で
ゴールです。

100年以上続いているレースの最大の危機は
ドーピングスキャンダルでしょうか。
そもそもレースに選ばれる高性能な人間が
薬と巧妙な仕組みを使いカラダを増強して
レースの勝利を目指す。

私のレースメカニック時代にもありました。
もちろん、メカニックが進めることはないけど
選手だけでも決めているわけでもなく。
真実は全て闇の中。
私たちメカニックにも話せることは少なく。
真実を墓場まで持っていきます。

そのスキャンダルが大きな社会現象になったのが
まさに2000年代前半。
思いだしたくもないけどそれでも歴史の一部。
有名選手の輝かしい記録を一瞬にして剥奪して
尊い命を絶った元選手も。
今は科学も進むほぼ撲滅されたとか。

ドーピングは他のスポーツでもありますが
自転車には負の歴史がこれまで続いていました。
暗黒時代だったけど明けない闇は確かに無かった

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