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君は OFFICE CUE を知っているか   ~始まりのノートはnoteだった~

私がnoteを知った時の話。



10年近く前、次女が中学生の時のPTAの親睦会で担任ではない女性の先生に声をかけられた。

「○○さん(次女の名前)の校内の弁論発表の原稿です。おかあさん、ぜひ読んでください。」
とコピーされたそれを渡された。

先生は国語を担当していて、添削するため次女の原稿を読んだのだという。「読んでいて、胸が痛くなってしまって。」
と少し涙ぐんでいた。

そこにはドリームキラーと呼ばれる彼女の周りにいる大人たちへの怒りが書かれていた。

夢を持つこと、追うことを、言葉で否定し傷つけている無自覚な大人たち。

できる訳ない、あきらめろ、現実を見ろ。

そんな言葉を、まるでとても良いアドバイスを言っているかのように上から目線で言ってくるやつらを、鋭い切り口でぶった切ってる激しめの文章だった。
「君を応援する、きっとできるよ」と心の底から言っている大人はたぶんほとんどいないという次女の書いた文章は、私をひどく戸惑わせた。

その時の私は自分を振り返るのが怖かった。
無意識のうちにドリームキラーになっていたのではないか。
母としての私はちゃんと次女の夢に向き合っていたのかと。


高校に行かない選択をした後から、彼女は自分の気持ちを文章にしてノートに綴っていた。
彼女が夢をかなえるために東京へ旅立った2・3年後に見つけたそのノートは、辛らつなまでの社会や大人や家族への苛立ちを露わに書きなぐっていた。

その頃には次女はもう東京フォトグラファーとしてしっかりと自分の道を切り開いていたので、笑いながらそのことをLINEで報告し、

「やっぱり君の文は刺さるね。」
と送ると

「最近、書いてないなぁ。そろそろまた note 書こうかな。」
と返ってきた。

note ?


ノートに書くんじゃなくて?

なんとなくの違和感を持ちながらも、その時はそのままにしていた。



それからしばらくして、昨年のこと。


オフィスキュー所属のお笑いコンビ
オクラホマ河野くんが北海道の中川町で
『なかがわスタイルの小屋』プロジェクトをやり始めたことを公式サイトで知った。


中川町では「オクラホマ河野真也『なかがわスタイル』の小屋プロジェクト」を始動することとなりました。これは、中川町産業PR事業の一環として、中川町の木材、土、技術を使った『なかがわスタイル』の小屋を作るものです。

 小屋は9月着工、11月の完成を目指し、建築にはオクラホマ河野真也をはじめ、北海道で活動する設計士、大工、左官職人等各分野の専門家と連携しながら、中川町内の建具店、事業体、木材流通コーディネーターが参加、一部の工程はワークショップ形式により中川町民にも参加を募る予定です。

このプロジェクトの経過を note で発信します、という。

note?

見覚えのあるこの文字。

次女がLINEで言っていた note だ。


早速  note   をインストール。

河野くんの記事を見つける。


河野くんの記事を読み終わって、改めて note というプラットフォームを見直してみた。

ブログとはなにか違う。

クリエイター?

創作を楽しむ?



次女のnoteも読んだ。




取り巻く環境は大きく変わっているのに、note  の中の彼女は相変わらず鋭い感性の持ち主のままだった。

更新は一年前から止まっている。
気持ちを吐き出さないで大丈夫かなと少し心配している。
まあnoteどころじゃないくらい忙しくこれからの夢に向かっているのだと信じているのだけど。


次女が言ったノートが note だったことと、オフィスキュー所属のオクラホマ河野くんが note から発信してくれたことが、私をここに導いてくれたと思っている。



私がnoteを始めて半年たった6月。
NORD(ノール)の舞台を観に行った時、創成スクエアから移動しようと推し友と出口にむかったら、外から熊が入ってきた!

最近いくら街中での出没が多いとはいえ、こんな札幌中心部のでかいビルに熊?

な訳ないっしょ。

熊に見えたその人はなんと

オクラホマ河野くん

もちろん大きい方。


テレビで見るより熊っぽいその姿にちょっとびっくりして一歩下がってしまった私。

「河野くんのおかげでnoteを始めました。ありがとうございます!」
って言いたかったのに、

私がとった行動は


深々と最敬礼の直角礼。


神前か!



えっ?て顔した河野くんはちょっと会釈してくれて、ささっと行ってしまった。

どうしてこんな時におばさんパワーが出ないんだろうと後悔した。


河野くんのnoteは6ヵ月ほど更新されていない。
再開されるのを心待ちにしている。


そして私の夢は

いつか河野くんが私のnoteに気付いてくれて、

「君は OFFICE CUEを知っているか」

の記事にスキをしてくれること。


そしてそして、あわよくば、河野くんがシゲちゃんに会ったときに

「こんな面白いこと書いてる人がいるんっすよ。」

って

私のnoteをシゲ神様に見せてくれたりして。


そして、それを読んだ神様が ぽちっと


スキって


スキって



スキってぇぇぇ




ゼーゼー(発作)


もう


どうしようーーー!



膨らむ妄想は止まらない。


          したっけ




河野くんにあったのはこの時。


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