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1980年1月 竹の子族

前回のノーランズの記事で、ほんの少し触れたので、竹の子族の話を・・・

竹の子族がニュース等によく取り上げられるようになったのは、1980年の初頭。

日曜日の午後、降り注ぐ太陽のもと東京の代々木公園で踊りまくる竹の子族と呼ばれる若者たち。ディスコ好きの少年たちが作ったインベーダー軍団だ。踊りの後の心地よい汗と疲労感が仕事や勉強の悩みを忘れさせてくれるとか。「誰も見てくれなかったらやらない。やっぱしお客さんが見てくれると力が出るもんね・・」と意気盛んだった。

NHKニュースより

国鉄山手線の原宿駅から代々木公園への大通り。ここの日曜日のホコ天(歩行者天国)が、「竹の子族」と呼ばれる中高生たちの舞台だ。
ショッキングピンクや黄色のハーレムパンツ、法被を長くした薄手のガウン――。チームで円陣を作り、真ん中に置いたラジカセで曲を流す。かけ声やサンバホイッスルに合わせ、ディスコミュージックを同じ振りつけで踊っていた。

朝日新聞より

当時、私は原宿から近くも遠くもない、電車で一時間ちょっと離れた町の至って普通の中学校の二年生。そんなウチの学校、ウチのクラスにもいました、竹の子族。

かわいくてクラスでも人気の女子。不良とかスケバンとかじゃなく、ちょっと“とっぽい感じ”だけど、性格もいい子だったよ。
竹の子族に憧れるとか、自分も竹の子族になりたいとかじゃなく、自分たちの知らない世界、不思議の扉を開く感覚というか、新しい、おもしろいものとして休み時間になるとその女子に振り付けをみんなで習っていたな。
ちなみにウチのクラスには暴走族(男子)もいたが、こちらもいいヤツだったよ。

中3になる前の春休みに転校しちゃったんだけど、秋の文化祭の頃だったらラジカセを持ち込めたのでもっと楽しかっただろうな。

その後、竹の子族から沖田浩之、竹宏治(清水宏次朗)が芸能界にデビューしたり、さらにクローズアップされた。
竹の子族の映像が流れると彼女を探したりしてたけど、チームの名前も覚えていなかったし、見つけられなかったな。

いままでクラス会にも現れなかったけど、元気でいるんだろうか・・・

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