cucumuのニットができるまで -ホールガーメント製法について-
2枚の針床の間を、糸が左右に走る。行ったり来たり。
その走る糸を捕まえて、ひっかけることでループを作る。
それを何度も何度も繰り返すしていると、cucumuはできあがります。
通常ニットウェアは、前身頃、後身頃、袖といったパーツを
別々に編成して縫い合わせることでできあがります。
それとは対照的に、ホールガーメント製法でできたcucumuのニットは
一着まるごと、編み機で編み上げます。裁断や縫製といった後工程は一切不要。
切れ端などもできず、必要最低限の素材で編み上げることができるのです。
限られた資源を大切にするために、
廃棄となってしまう余分な端布を減らす。
環境負担の軽減に必要だと考えています。
それに縫いしろがないニットは、肌に変に引っ掛かりを作らず、
やさしい着心地です。
一本の糸から編み上げたニットは、あなたも、環境も
やさしくつつみこみます。
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