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3Dプリンタで着ぐるみを作る 1. 馬

3Dモデリングをはじめて1ヶ月半ほどたつが、その目的は2つある。

・3Dプリンタで出力した着ぐるみを作る
・VRChatで怪獣になって街を破壊する

VRChatの方はすでに紹介したが、今日は着ぐるみについて紹介する。

3Dデータを作る

プリントしたいのは頭部なので、頭部だけデータがあればよく、頂点数も関係ない。
したがって、今回はスカルプトでデータを用意する。

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こんな感じだろうか。
今回は馬を作ってみようと思う。

3Dプリント

この項については、友人におんぶに抱っこであったので、全く書くことがない。

何が起こっているのかよくわからないままに、ぱぱっと設定がすんでいく。
ありがたや。

そんなこんなで1日がかりでプリントアウトしたものがこちら。

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パテ盛り

3Dプリンタはどうしてもこのように吐出スジが出てしまう。
毛の長さが数ミリもあるボアやファーなら筋なんて関係ない。

しかし今回の動物は馬である。
スケールを考えるとベロアで作るのが適当だと考えられるため。

ベロアを3Dプリントしたままのものに接着すると、スジの影響は出ると考えられる。

ネットを調べると、パテで埋めるのが良いらしい。

というわけで、プラモデルと同じ方法でパテを盛ることにする。

まずは油脂を洗い流すために洗浄。

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よく吹いて乾いたら、パテを盛っていく。

パテはポリエステル、エポキシ、ラッカーなど種類がいくつかあるが、どれも食いつきはよかった。
したがって今回は、一番多く買ってしまったポリエステルを採用することにする。

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ポリエステル樹脂は独特のにおいがあるので、換気性の下で排気をしながら硬化させている。

塗布してから数時間であらかた固まるので、そこでカッターとヤスリで整え、とどめに1日置いてパテ盛り完了とした。

モデルが大きいのでプラモデルとはケタ違いの量のパテを消費した。

生地貼り

さっそくベロアを貼っていく。

ちなみにベロアはこんな生地だ。

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1mm以下の細かい起毛で光沢があり、伸縮性もある。

パテ盛りしたモデルに接着剤で貼っていく。

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なかなかいい感じである。
間に合わせてかつらを買ってきてた手紙を載せて雰囲気を見る。

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なかなかに馬らしい仕上がりだ。

まとめ

作業時間的には、モデリング&3Dプリントに1-2日、パテ盛り1日、生地貼り1日がかかっている。

あとは、目、耳、たてがみをくっつけて被りやすく調整すれば1-2日でできそうだ。

また進んだら報告しようと思う。

それではまた。

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