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眠れる「脳力」を呼び覚ます「隻眼学習法」

右脳と左脳の働きは完全に分かれている


脳外科医だった父から、非常に興味深い話を聞きました。人間の脳は、左半分と右半分にそれはみごとなほどきれいに分かれていて、完全に別の働きをしているそうなのです。それはまるで、この世の中の男性と女性のようなものだと。
つまりどちらが上位、というのではなく、役割が異なるのだということです。
この右脳と左脳をつないでいる脳梁という部分があります。この脳梁を、治療のために止むをえず、手術で切断した患者さんがいたそうです。


この患者さんに「南の島のサンセットを眺めながら、ビーチで感激している自分を想像して、それを文字にしてください」と頼みます。右の脳で、目の覚めるような夕焼けや打ち寄せるおだやかな波の音を想像して、それを左の脳で文章化するわけです。

しかし、この脳梁を切除した患者さんは、それを表現することができなくなるそうです。左右のブリッジである脳梁がカットされてしまうと、左脳右脳の連携がうまくいかず、結果として、みごとな夕暮れを表現できなくなってしまうわけです。


片目をつむることで、問題を解けるようになった!


さて、学習方法論の視点から言うと、これら二つの脳の共同作業をわざと意識的に行なうことで、爆発的な能力を発揮できるのです。やり方は、とても簡単。イメージを使います。

それは、

アイディアを出すときや全体像を想像するときには、右の脳がビンビン回っていると想像するのです。

また、文章化したり計算をしたりする際には、逆の左の脳がタービンのようにフル回転している様子を思い浮かべてください。

ぼんやり勉強するのではなくて、このように脳のどちら側を今、使っているのかを意識するのです。これは自分が今、筋肉のどの部位を鍛えているのかを意識して筋トレすると、筋力が格段にアップするのと似ています。

さらにそのイメージをもちながら、数学や物理などの理数系科目で、問題がなかなか解けない場合などは、片手で右の目をわざとおおって見えないようにし、もう一方の目だけで問題文や自分の書いた図をもう一度、見直してみるのです。


すると、今まで両目でぼんやり見ていた図形や問題ですが、片方の視野にあえてブラインドをかけることによって、急に解決策が見えてきたりします。
例えば、私が教えた生徒は、「今までどこに補助線を引いたらいいか、わからなかったけど、片方の目をつむって考えたら、ぱっとわかった!」というのです。
何人もの生徒が、このようにひらめいたところを、私はそばで見てきました。本当に感動します。
図形のような右脳をフル回転させて解く問題には、大変、有効な方法なのです。

眠れる片方の脳みそを起こすブラインド学習


実は、この「ブラインド学習法」が、両方の脳を活性化させる両脳学習のための大脳生理学的な学習法なのです。
さらには、先ほどお話ししたように空いている残った手を動かして学習すれば、寝たままになっていた反対側の脳にスイッチが入って、自分でもびっくりするほどの学習効果を上げることができます。
まずは試してみてください。

左脳と右脳のそれぞれの役割を理解して、眠ったままになって活性化していないほうの脳(右利きの人は、左脳が活発に働くが、右脳のスイッチがOFFになっている傾向がある)を起こしてあげると、今まで眠っていた可能性が開花します。使わないまま脳を老化させることほど、もったいないことはありません。宇宙に失礼です。

自分の利き手ではないほうの手も、積極的に学習に参加させていきましょう。学習には、左脳を使え、いや、右脳だ!と騒がれていますが、これからの学習法はそのどちらも使っていく両脳学習(ダブル・ブレーン学習)なのです!

人生を創る力を開発する「創造学習」


創造学習研究所は、1978年から約30年間、皇居の目の前、半蔵門にて開かれていた伝説の学習塾です。創造学習は、一般的な学習法に加えて、速読や暗記術といったいわゆる「能力開発」や、昨今でいう「潜在意識」や、「いのり」の力といったスピリチュアリティにも触れた内容で構成されていました。

この度、伝説の学習塾で行っていた秘伝の学びをnoteで共有すると共に、近く、それをリアルでお伝えするイベントも企画してみようと思っています。

専用のLINEアカウントを作りましたので、お知らせはそちらで行う予定です。ぜひともご参加ください。

ちなみにLINEでは、ほぼ毎朝(笑)人生を創造的にする「毎朝伝ちゃん」と題した朝3分の学びをお届けしようと思っています(準備中)。

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