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ロサンゼルスホテル事情

1 アナハイム Ramada Inn

1-1 ホテルの部屋

一昨年は会場隣のヒルトン、昨年は会場のマリオットだった。カンファレンスホテルやその隣に泊まるのは、ものすごく便利ではある。ボックスランチを受け取って、部屋に戻って珈琲を淹れる、なんてことができるからだ。
だが、今年は会場ホテルを諦めた。やっぱり高い。昨年、リニューアル工事中のフロアをアサインされて、大変だったというトラウマもあった。Wifiは有料で、朝食も高い。
悩んだ末に、今年は近くのRamada Innにした。会場から徒歩8分、Wifi無料で、朝食もそれほど高くない。星の数はそれほど多くないが、どうせ寝るだけなら高級ホテルでなくてもいいか、と腹をくくった。
今回は三菱電機の皆さんと同じ宿にしたので、チェックインも一緒にする。最初は私だけ3階だったのだが、部屋に入ってみると、バスタブがない!アコモデーションの特記事項で依頼しておいたのに。。。もう一度フロントに行ってかけあう。「日本人はバスタブ付きの部屋がいいんです!」粘ったら部屋を変えてくれた。お、今度は一階で、朝食会場にも近い。そして、リニューアル後すぐなのか、とってもきれいである。ラッキー。

バスタブの写真
バスタブ付きの部屋にしてくれた
テレビや冷蔵庫、レンジ 右手に机と鏡
室内の様子 鏡のデザインがきれいだ

テレビのリモコンで電子番組表にアクセスできないことを除けば、(順番に探すしかない)まあまあ悪くなかった。天候が不順でかなり寒く、薄い毛布だけでは風邪をひきそうだったので、エアコンをかなり高めにして寝たら、喉をやられた。最終日には、毛布でぐるぐる巻きになって眠ればいいと気づいたのだが。

ベッド二つ 奥にバスルームの鏡
ダブルの部屋でかなり広い アクセシブルだ

1-2 朝食

朝食は割とまともだった。ミッキーの顔のついたパンケーキが子どもたちにも人気だった。ベーグル、パン、ワッフル、パンケーキ、スコーン、シリアルなど、穀類多めではあるが、定番の種類も多かった。グレービーは毎日出た。おかずは日替わりで、卵料理はオムレツやスクランブルエッグ、目玉焼き、ゆで卵などだったし、肉料理はベーコンやソーセージ、ハムなどで、ポテトもハッシュドポテトやフライなど毎日少しずつ変化した。ジュースやドリンクの種類もまあまあで、フルーツとしてはりんごとオレンジもあった。会場が狭いことを除けば、悪くないほうだ。元はTravelodgeだったそうで、GoogleMapで見るとまだ昔の名前で出てくる。モーテル系のリモデルとしては、まともなホテルだった。

左からトースター、パン、シリアル、ジュース、飲み物
朝食会場全体の雰囲気
手前からスコーン、グレービー、卵料理など
スコーンなどの種類に驚く斎藤さん
左グレービー、右スコーン
スコーンとグレービー
左目玉焼き、右ソーセージ
この日のメニューは卵焼きとソーセージ
ハッシュポテトか
この日はハッシュポテト
左からワッフル、ミッキーの顔のパンケーキ、普通のパンケーキ
パンケーキやワッフルも数種類
パンケーキを焼く人 手前にはメープルなど
キッチンの内側?でお姉さんがパンケーキを焼いてくれる
3人分の朝食
ミッキーのパンケーキはみんな好きだ

1-3 このホテルで見つけたもの

このホテルでちょっと変わったものを見つけた。一つ目はドアノブにかけえてあった「起こさないで」の札である。Say Hello to Sleeping like a Rock Star. だって。ロックスターのように熟睡している、だから起こすな、なのか、声かけるな、という意味になるのだろうか?微妙である!

Say Hello to Sleeping like a Rock Star.の札
ドアにかける起こさないでの札なのか??

ホテルの売店は、現金では水一本買えない。全て自分でバーコードをスキャンしてGooglePay などで払う方式だ。で、買うのを諦めた。。

ホテルの売店はセルフレジだけ
売店はAppleStoreかGooglePayのみ 自分でスキャンする

2,Seal Beach Pacific Inn

2-1 ホテル全体

Seal Beachで泊まったのは、Pacific Innという小さなホテルである。街自体がそうであるように、こじんまりとしていて、なかなか快適だった。部屋のバスタブにはジャグジーがついている。これがとても快適だった。中庭にはプールもある。ま、これは、夜10時過ぎまで子どもや若者が大騒ぎしていたので、音が響いて大変ではあったが。。

バスタブに水が貼ってありジャグジーが動いている
ジャグジーは快適だった
ベッド 右手に机といす
大きなベッドが一つ 広い
夜 机をベッド側から見る
机も使いやすい

2-2 朝食

朝食は、Ramada Innより良かった。楽しかったのは、自分でワッフルを焼くマシンである。私はなかなか回転できず、いつもスタッフが手伝ってくれた。
左側のマシンにワッフルの種が入っている。ボタンを押すと下のカップに一回分のワッフルの種が降りてくる。それを右手のワッフルマシンで焼く。一度ひっくり返すだけでいい。機構は簡単なのに、最後のひっくり返すところがうまくできず、毎回、エラー音になるのでスタッフが飛んできてくれる。手のかかる客だったろうなあ。

ワッフルを自分で焼く機械
ワッフルメーカー 左で一回分の材料を出し右の機械で焼く
焼いた結果 かなり美味しい
焼くとこうなる。一個でかなりお腹いっぱい

カフェテリアの全景は下の写真のようになっている。
右手が入口で、すぐのところにペストリー。オレンジとりんごの上にテレビ。奥にはトースターや卵やソーセージなどの温かい料理、ベーグルなど。左手はカトラリー、コーヒーなどがある。

朝食会場の全体写真
朝食会場の全体図
パン ペーパー 紙の皿
入口のペストリー系のパン

マフィン二種の隣にオレンジとりんご。その隣の紙のパックは、そういったものを部屋に運んでいくためのお盆みたいなもの。実際、これで部屋に運んでいく人も見かけた。その隣に透明なガラス瓶。お金が入っている。チップなのか!?

マフィン オレンジ りんご
マフィンとフルーツ 右の紙パックで部屋に持っていける
ヨーグルト チーズ ミルク類
ヨーグルトやアーモンドミルク クリームチーズも
シリアルの入ったガラスケース4つ
シリアルも4種類あった
日替わり料理のコーナー
クロワッサンやベーグル ジャム ソーセージ 卵料理
左からジュース、ミルク、トースター
ジュースバーやトースター

朝食は、プールを下に見るテラスに持って行って食べることもできる。これもなかなか心地よかった。右手が食堂の入り口になる。

左手下にプール 右のテーブルの上にワッフル
プールを見下ろしながら食べる

カトラリーは、右のレバーを押すと、一個ずつ出てくるしかけだ。衛生的だし、必要な分だけ入手できるのでエコでもある。

ナイフ、スプーンフォークが一個ずつ出てくる
カトラリーを一個ずつ出すマシン?

当たり前だが、車いすでアクセス可能である。何人も見かけた。左手に車いすマークも貼ってあるが、もうこれを出す必要がないくらい、どこでもUDである。

ここで食事する車いすユーザーを複数見た
入り口はアクセシブル

3,AGODAでの予約トラブル


今回、実はRamadaに到着するまでに、日本でひと悶着あった。RAMADAの責任ではない。予約サイトAGODAの問題だ。ここを予約したのは1月の初め、CSUNへ行こうと決めた時期だ。エアはまだ流動的だったが、CSUNの開始に合わせ、その期間は全て押さえてあった。エアが決まった段階でCSUN後にSEAL BEACHへ行くことにし、そのホテルも押さえて、これで万全だと思っていた。予約OKのメールも届いていたからだ。
ところが!である。出発当日、ホテルの予約票を印刷しようとして、キツネにつままれる。あれ、どうしたんだろう?数日前まで存在したRAMADAの予約がない!!!!予約履歴には残っているのだが、予約自体はキャンセルされている。そんな馬鹿な!
AGODAからのメールを確認してみると、たくさんの広告メールの中に、こんな英語のメールが入っていた。「あなたのクレジットカードにアクセスできなかったので予約をキャンセルします」おいおい、これまで国内外で何度も登録済みのこのカードで支払ってきているんだぞ。更に、同時に予約したSEAL BEACHのホテルは、堂々と、「このカードでお支払いOKになりました」というメールも同時に来ている。冗談じゃない。LAに着いてから、初日の宿がないというのは悲惨だ。もう一回AGODAで取れないかトライするが、すべてはじかれる。エラーです、としか出ない。数回やってみて諦めた。Ramada Innの公式サイトから予約を入れ直す。三菱のみなさんと同じ宿にしたのだから、今更変更はできない。かなり高額になってしまったが背に腹は代えられない。AGODAのチャットやメールに何度も連絡を入れるが、回答は意味をなさない。こういう問い合わせはすべて英語なので時間がかかる。UDじゃない。
日本に帰国するまでにも、何度かAGODAとはメールでやりとりをした。アクセスできないと言っていたカードに、なぜか最初の金額で全額チャージされており驚いたが、質問すると「お支払いになられた全額を払い戻します」というメールが返ってきただけだった。全くもって意味不明である。海外のこのような旅行予約サービスは、いざというときの質問は英語だけなので、今回のような、出発当日になって勝手にキャンセルされていたことに気づく!なんてことが起きると、大急ぎで状況を確認したいときは不向きである。これまで何十年もいろいろな旅行サイトを使ってきたが、サイト側が本人の意思を確認しないまま勝手に直前キャンセルするというのは初めてだったので、本当に焦った。
これも、サービスサイトのユーザビリティの問題である。英語のみという点で絵はアクセシビリティ上の課題であるともいえる。帰国後、同様のトラブルが多いというニュースを聞いて、同じ苦労をした人もいるのだと知った。気づかずに出発して現地で知ったらパニックになりそうだ。次回から気を付けえようと思った。

ま、いろいろあったが、やはりアメリカは、CSUNカンファレンスは面白い。新しいことを知り、感じることは大切だ。毎年、今年が最後かなあと思いつつ、30年も通ってしまっている。来年もまた行けるといいな。

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