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The Rolling Stones / Dirty Work

 ザ・ローリング・ストーンズ1986年のアルバム。何度目かの(そしておそらく最後の)ストーンズ混乱期の作品で、特にミックとキースの仲が最悪だったと言われている。ロニー・ウッド&ボ・ディドリーのところでも触れたが、この3年後にアルバムを発売してワールド・ツアーを行うとは、この時点ではとても思えなかった。

 そんな複雑な時期の作品だからか、内容よりもバンドの内情で語られることが多く、また内容の評価にしてもまちまちだ。キャリアの長さも手伝って埋もれがちであり、過去の傑作と比べると注目度が低いのは致し方あるまい。

 個人的には前作『Undercover』(83年)は後追いで聴いたので、この『Dirty Work』がリアルタイムで聴いた初めてのストーンズのアルバムということになる。そのため思い入れもあるが、サウンドが割とハードなところも好みだったりする。もう少し評価されてもいいような気はしないでもないが…。


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