ワタリウマ 茨城編 その4 東海村
都内から110kmに位置する東海村。国内初、未曾有のJCO臨界事故から、2019年で丸20年の時が経つ。
市民の有志 「リリウムの会」さんに
よって作成された「核のゴミ MAP 2018」。
「リリウム」は、東海村の花「すかしゆり」の
学名に由来する。
首都圏近郊にこれだけの量の
核廃棄物や廃液が埋れているショッキングな
事実が一目瞭然である。
MAPに記載されている
東海第二原発の
あまり知られていないこと
🔵東京から1番近い(110km)原発であること。
🔵3.11の時に震度6弱の揺れと
5.6メートルの津波がきたこと。
🔵一部外部電源喪失し、冷温停止まで
3日半を要したこと。
🔵3.11前、防波堤のかさ上げ工事をしていたから助かったこと。
🔵福島第一原発と東海第二原発は同型炉(※BWR)であること
(※BWR =低濃縮ウランを原料とする沸騰水型原子炉)
🔵30キロ圏内に96万人が住んでいること
(日本最多)。
🔵再稼働につながる可能性のある
20年延長審査申請中(2018年時)。
(追記 2019年現在『20年延長審査合格』。再稼働に向けての安全対策工事が始まる。)
東海第二原発すぐそばの波打ち際では、
カモメ?達が列をなしたり、飛び交っている。
海の向こうには、沖縄の島が浮かんでいるような不思議な心地になる。
青い空に浮かぶ月。
(下段の写真は3月に撮影)
地球の星での人類の選択を
認知できないところから監視されている
ような感覚もする。
海と空のあおい世界、
知るべき隠れた事実が多くある中で、
可能性の種も空気の中にあるのだろう。
来たる2020年1月19日は
東海村議会議員選挙の投票日だ。
†
弥生の月にあおいだ
クバの葉は島々を渡り
池のほとりに百合の花を咲かせた
進むか 引き返すか
霊妙な星の旋律のみぞ知る
小さなココペリ達の息吹が
東の海からやってきた
一粒のひかりが瞬く方へ
耳をすませ 目を覚ませ
みらいへ つたえる
みらいから つたわる
** **
(2019年2月に開かれたイベント「みらいへつたえる−ヒロシマと東海村をつなぐ架け橋−のパンフレット」)
リリウムの会 茨城県東海村 Facebookページ
https://ja-jp.facebook.com/liliumnokai/
ワタリウマ。
その5 いばらきに続く。
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