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書くことで起きる美しき循環

内気で、ひとりの世界に入り込むことが多かった幼少時期。
そんなわたしが「言葉」のもつチカラのようなものを感じたのは、小学校低学年の頃だったかな。。

祖母にとっての初孫だったわたし。
親戚はとても仲が良く、祖母をもとにいつも誰かしらが訪ねてきては、楽しく過ごしていた思い出がいっぱいあります。

そこで叔父や叔母が話すことだったり、親戚みんなに関係することだったりを、目にしたり耳にしたことを、ある日「親戚みんなで共有できたら楽しそう」と感じた小さなわたしがいたんですね。

親戚中のニュースを新聞にして配ろう!と思いつき「さくらんぼ新聞」と名付けて、親戚だけが読む新聞を発行したのです。

記事を考え、レイアウトを考え、挿絵を描き・・
当然ながら全てが直筆の新聞です。

その新聞を読んでくれた叔母が「すごく楽しい!いい新聞だね!」ととても喜んでくれたのを今でも覚えています。

小学生が書く文章だけれど、そのことも褒められたことで「書くことって楽しい!喜んでもらえるのって嬉しい!」と感じました。

さくらんぼ新聞は、言葉を紡ぐことの喜びを感じた最初の体験だったかもしれません。

小学校高学年では、クラスの出来事を新聞にする機会があり、これも何十枚も書きました。

あの頃、言葉を載せ、新聞という形にするのが楽しくて仕方なかったのは、言葉で人の心と心を繋げられることが感覚的にわかって、それがわたしの幸せと直結していたからだと今は思います。

中学でも新聞を作り、社会人になってからは広報部に所属して社内報を書き・・
そして大人になってからは長いことブログという場所に文章を綴ってきました。

思い返すと「言葉」というツールを使って、いつもいつも書くことで体験や思いを表現してきたみたいです。

このnoteを、今、あなたが読んでくださっているこの瞬間・・
これを書いた「わたし」と、今読んでくださっている「あなた」の、宇宙でたった「ふたりだけ」の時間が流れ、双方向での心と心のやり取りが生まれていますよね♡

言葉を届ける、という方向性がまずあり、そしてその言葉を受け取ってくださるあなたがいる。。
そして、受け取ってくださったあなたが心の中で「何か」を感じてくださった時に、感じたエネルギーはその瞬間に世界へと放たれます。

その放たれるエネルギーが、世界へ美しい影響を与えるものになるようにしたい・・
受け取り手の方の心の中で起きる錬金術に美しき影響を及ぼせるような、そんな書き手になれたら幸せですね。

「楽しい!」という純度100%で「書くこと」を楽しんでいた過去を振り返りながら、これからも言葉に込める純度や美をますます極めてゆきたいなと思いました。

書き手と読み手のふたりによって創造される世界が美しいものになるように、という思いを込めて、これからも書き続けてゆきたい・・そう思います♡


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