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2022年 ベスト音楽総まとめ(J-POP部門)

 どうもです。

 2022年の総まとめ的な記事、第4弾。
最終的に「2022年 ベスト音楽総まとめ」記事に反映される「J-POP部門」です。この部門では、J-POPとしていますが、正直適当です。他の部門に入らないのをまとめてこの部門に詰めている感じ。

 ということで早速、完全主観で選び尽くした5枚を紹介していきます。


#1『MIRROR』/ SCANDAL

 大阪で結成され、今や日本を代表するガールズロックバンド。昨年8月には大阪城ホールにて結成15周年を迎えたライブを開催。自分も遠征して現地参加しましたが最高でした…。そして、16年目に突入した処で、通算10枚目となるニューアルバムをリリース。
 新しいアルバムがリリースされる度に驚かされるんですが、今作も変化球っぽいのに凄いシンプルな謎の新しい魅力が詰まってて良かったです。それでいてSCANDALらしさは間違いなくあって。各メンバーが作詞作曲してメインボーカルも取ったナンバーが収録されてる幅広さだったり、全員30代に乗った事による落ち着きと云うか価値観みたいなモノが反映されていたり。比較的テンポを抑えたアレンジの曲も多くなりました。まとめると、今の彼女達のパーソナルな部分が純粋に反映された一枚だったと思います。10年以上SCANDALのファンですが、これだけ長い間未だにずっと聴いてるバンドは彼女達だけなので、そうさせる4人である事の安心感、何なら無敵感すら感じます。本当に好き。今年は残念ながらライブに行けなかったですが、FCコンテンツが相変わらず充実しているので、不思議と寂しくはなかったです。ワールドツアーもお疲れ様でした!

★特にオススメするTrack
 ⇒Tr.1「MIRROR」,Tr.2「etarnal」,Tr.6「アイボリー」,Tr.8「蒼の鳴る夜の隙間で」,Tr.10「one more time」


#2『Tarte』/ 小倉唯

 声優として活動する中、2022年7月18日にアーティスト活動10周年も迎えた"小倉唯"。3年前の「白く咲く花」での作詞初経験から徐々に音楽制作に関わる様になり、キャリア初となったセルフプロデュースアルバム。MVも彼女が監督担当してるので、ちゃんと自分の"カワイイ"が解ってますね。
 10周年に相応しい、ちゃんと集大成的な作品に仕上がっていました。物語性のある世界観は大事にしつつ、何か一つに縛られる事なく、カワイイも、カッコいいも、エモーショナルも、全12曲で本当に幅広く網羅。この楽曲の幅広さもあるのか、彼女のファン層も面白いくらいに幅広いんですよね、ガチ老若男女。閑話休題。アルバム新規曲の中ではTr.9「Wish」で特に感じたんですが、歌い方も大分幅広くなった気がします。気持ちの乗った柔らかさがありながら、芯のある力強い歌い方は彼女の武器だなと改めて。因みに「Wish」が今作で一番好きです。エモピアノロック。今年も動画・ラジオコンテンツに加え、現地ではFCイベントを中心にありがとうございました!年末12月28日の大忘年会も最高の想い出になりました。

★特にオススメするTrack
 ⇒Tr.1「ta・ta・tarte♪」,Tr.3「I・LOVE・YOU!!」,Tr.4「Fighten★Pose」,Tr.5「PRISM BEAT」,Tr.9「Wish」


#3『glow』/ 水瀬いのり

 彼女もまた声優だけでなく歌手として大活躍中の"水瀬いのり"。前作「Catch the Rainbow!」から約3年ぶり、4枚目となるアルバム。
 全14曲中、アルバム新規曲が9曲もある中々の大作でした。全体としては素朴な落ち着いた印象の作品で、彼女自ら「史上最高に人間味のあるアルバムになった」と評する通り、確かに背伸び感のない自然体な感じが歌声や歌い方にも表れていました。また、この3年間は丁度コ〇ナ禍でもあり、その間に抱えていた生々しい部分も含めた等身大の自分を詰め込んだとの事。
 気に入った曲を少し紹介すると、"田淵智也"と初タッグとなったTr.2「僕らだけの鼓動」は自然と身体がリズムに乗ってしまう王道の中、2サビ直後(2:40~)で田淵節炸裂で最高。本作屈指で良かったTr.8「八月のスーベニア」を手掛けたのは彼女の名曲「三月と群青」と同じ藤永龍太郎。つまりはそういう事です。また、同じ位に好きになったのはTr.11「パレオトピア」。サウンド的にも展開的にもライブ映えすると確信していた通り、10月のツアーファイナル横浜アリーナ公演で大化けしてヤバすぎて泣いた。これがあるから現地参加やめられない。来年もライブ遊びに行きますね。

★特にオススメするTrack
 ⇒Tr.2「僕らだけの鼓動」,Tr.4「風色Letter」,Tr.7「ココロソマリ」,Tr.8「八月のスーベニア」,Tr.11「パレオトピア」,Tr.13「僕らは今」


#4『Hateful Failures』/ Survive Said The Prophet

 昨年で結成10周年を迎えた、東京を拠点に活動するオルタナティブ・ロックバンド。通称サバプロ。昨年ベースYudaiが脱退し、新体制となって初、通算では6枚目のアルバム。
 取り敢えず活動を止めなかったのが本当に嬉しくて感謝しかないです。昔からのファンとして新体制は少し不安もあったんですが、そんな不安を吹き飛ばしてくれる位に良かったです。“嫌悪”を人間性の一部として受け入れる事で生み出されたと云う楽曲達、確かにコ〇ナ禍での出来事も含めバンドとしてもメンバー個人としてもかなり向き合って答えを出してきたなと云うか、どこか原点回帰みもあり、新たな決意を感じる1枚でした。Tr.4「Beauty Queen」なんかは特にサバプロ節全開で、それでいて新鮮さもあり一番好きな曲です。一方で、イージーコア的なアプローチが色濃く出たTr.6「Win / Lose」やTr.7「Papersky」は新しいライブの定番曲になるかと。そして、Tr.10「Prayer」は名曲「Follow」の進化系と云うか、Vo.Yoshの真価が発揮され、圧倒的スケール感を放つスタジアムバラード。12月20日のツアーファイナルで披露された際には感動の余り"泣き"。もっと大きな会場に立てるバンドだと思うので、これからも応援しています。彼らの活動に幸あれ。

★特にオススメするTrack
 ⇒Tr.2「Mary」,Tr.4「Beauty Queen」,Tr.6「Win / Lose」,Tr.7「Papersky」,Tr.10「Prayer」


#5『PROJECT』/ Hello Sleepwalkers

 今年でデビュー10周年となるロックバンド。通称ハロスリ。3年の活動休止を経て、昨年10月に再始動してからの2作目。通算6枚目のアルバム。
 本作はリアルとフィクションの狭間を往来し、新たな世界観を突き詰めたアルバムとの事で、安心と信頼のハロスリ節を感じながらも新鮮さもあった良い1枚でした。常に前衛的で実験的な試みをしてくれる彼らですが、歌う内容としては前作同様とことんリアルに自己を追求しているなと。Tr.4「生活RHYTHM」の"生活リズムがわけわからん 昼夜逆転で阿鼻叫喚"とか。トレンドのヒップホップ的アプローチも新鮮でした。一方で、Tr.1「流浪奇譚」はトリプルギターで畳み掛けてくるフレーズ、交錯するVo/Gt. シュンタロウとGt/Vo. ナルミのツインボーカルと終始ハロスリ節全開。MVも制作されたTr.2「プロジェクト」は蔓延る緊張感の中、変拍子も多く世界観ガッツリ出てるので非常にライブ映えしそう…。で、12月11日の渋谷公演で最高にかましてくれました。今でも変わらず超カッコイイバンドでした、本当に。

★特にオススメするTrack
 ⇒r.1「流浪奇譚」,Tr.2「プロジェクト」,Tr.4「生活RHYTHM」,Tr.7「終始記号の先へ」



 ーーー以上、J-POP部門の5選でした。
ここまでお読みくださってありがとうございました。もしよろしければ以下の記事から他の部門もチェックよろしくお願いします!

ではまた!


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