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学校を利用する塾

今日もnoteを書こうと思ったら、オススメ記事にこちらの記事が出てきました。

私は塾の講師なので、当該科目を理解させることに力を使います。
で、やっぱり「学校より分かりやすい」と言ってくれることはありますが、そりゃそうなのです。

学校より分かりやすくないと、我々はクビです。

普段から思っていることですが、
むしろ我々塾講師は、学校の先生を利用して、都合の良い立場を取ることができます。

例えば、「学校では◯◯と習ったと思うけど、こんなテクニックもあるよ」という言い方です。
学校と違ったアプローチを取ることで、そして塾の教え方の方がダイレクトに解答に結びつきやすかったりするもんで、塾の方が分かりやすい、という導き方が簡単にできます。もはや後出しジャンケンです。
しかもこの方法は、「◯◯」という習い方を学校でしていることが前提です。
学校ありきの教え方です。
学校を悪として、自分を上げることが容易にできます。
もはや、学校に依存していますね。

人は、共通の悪が存在することで団結しやすいとどこかで聞きました。
学校に対しての不満を、「そうだよねそうだよね」と同意することですぐに仲良くなれてしまいます。
これは、いじめいじめられのグループのでき方と同じです。

塾にはこういう側面があることを、自戒も込めて記録しておきます。

教え方が分かりやすいのは当たり前で、その上で別の価値がある塾でありたいです。
どんな価値が必要か、については、またいずれ思い立ったら書きます。

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