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楊宏琪
2023年10月30日 22:53
わたしたちは何本も煙草を灰にしながら歌い続けた。興が乗ってくると、冒頭の溜息を真似ながら“伊勢佐木町ブルース”を歌ったりした。この店のママに定職に就けたことを報告して名刺を渡して歌を歌えることに至上の喜びを感じていたことは言うまでもない。 男は来なかった。まだ“ビジネス”が終わらないから、という理由で。ママが彼のために用意した食事は冷めて、いつの間にかわたしの胃袋の中に収まっていた。 麗
2023年10月4日 00:20
全く北海道の夏が涼しいだなどとどこの誰が言ったんだ?茹だるような暑さの中を祭の隊列に加わり出発するのを待っていた…祭の多い“ハバナ”でも一番大きな祭… 夏の盛りの土曜日。当然のようにサービス残業として踊りに参加した。踊り終えてしまえばすっきりしたもので以前に“ハバナ”にいた本社の他部署の50がらみのおっさんに「●●さんは独身か!それならあそこの☓☓☓☓(特浴の名前)行って来い!」などとからか