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新世界秩序に見るみかんとバナナは、本当は滅茶苦茶に気持ち悪い果物なんじゃないかと思う話

食べやすい食べ物は気持ち悪い食べ物という事実

だんだんと冬が近づいてきて、こたつでみかんっていう冬の風物詩みたいなのが楽しみになってきた今日この頃。

ふとバナナを食べていて気付いたけれど、バナナって食べ物はかなり気持ちの悪い食べ物なのではないだろうか。

これを読んだ人は何が気持ち悪いんだと思うだろう。見た目とか味とか、形とか。まあ何かしら私がバナナに対して嫌悪を抱えていると想像するはずだ。

だが生憎、果物としてのバナナは果物の中でもかなり好きな方だ。そのまま食べるのもそうだが、パンケーキに乗せたり、スムージーにしたり、ケーキの材料にしたり、用法は沢山ある。

ではそのバナナになぜ気持ち悪いという感情を抱くのか。

タイトルで上げた二つの食べ物はいささか食べやすすぎる

皮に包まれた状態であれば、全く手が汚れることはなく、一皮むけばとても甘味の深い果物が中に入っている。しっかり全てを食べきって、皮をゴミ箱に捨ててしまえば、終始手が汚れることはないだろう。

みかんはどうだろう。

まあバナナと比べて少し汚れるかもしれないが、こちらも嫌悪を示すほど手がべたべたになったりするわけではない。しかもその皮をむけば、バナナの様に大きな果肉が入っているのではなく、一つ一つ、まるで人間の一口がわかっているかのようなサイズの果肉が8個ほど並んで入っている。

わかるだろうか、この気持ち悪さ。まるでみかんが人間に食べられることがわかっているかのような振る舞いを見せていることに。

交配による食べやすさの変化

もちろんこの食べやすさが数々の交配の結果であることは私も重々承知している。

より食べやすく、より美味しく。

それが繰り返されて生み出されてきたのが昨今存在する果物たちであるということはわかっているのだが、その交配によって生み出された果物の人間へのレスポンスと言おうか。こちらが求めている形がわかっているかのような進化が非常に気味が悪い。

スイカはかつて貧相だったという話を知っているだろうか。

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こちらは17世紀の画家、ジョバンニ・スタンキが描いたものなのだが、右下にある気味の悪い果実が見えるだろうか。

これが何を隠そう17世紀のスイカだ。

実を割れば、赤々とした果肉がたっぷりと入っている現代のスイカとは明らかに様相が違うことがわかるだろう。

これが示すのは17世紀から21世紀の四百年近くをかけて、スイカは今のみずみずしい夏には欠かすことの出来ない美味しい果物という地位を築き上げたということ。

もちろんこれも人間がより果肉が多くなるようにと、交配やら品種改良やらで今の形に変化させたのだろうが、この劇的な進化とも言える変化にただ感動を覚えるだろうか。

私の様に気味の悪さを覚える人はいないだろうか。

F1種に見る美味い野菜の真実と陰謀論

F1種という野菜の種類を聞いたことあるだろうか。

F1種は「雑種第一代」や「ハイブリッド」とも呼ばれ、優良な形質を持った異なる親を交配して作られた品種のことを指します。スーパーなどで売られている野菜のほとんどがこのF1種です。
発芽や生育が揃いやすいため一度に収穫することが可能で、耐病性を持った品種の栽培や野菜のクセをなくして一般受けしやすい野菜を栽培することができるなど、メリットが多いため多くの生産者がF1種を利用しています。

このF1種は一時期食べ続けると男性不妊に陥るという都市伝説、陰謀論が囁かれていた。

なぜそんな都市伝説が出ていていたかと言うと、F1種が雄性不稔という性質を持っているからだ。

雄性不稔:自分で花粉を作らず種子を付けない性質を持った植物

種子を付けない植物だから、それを食べると不妊になるという都市伝説が生まれたそうだ。

当初こそは栽培しやすい野菜を、と作り始めたF1種だがまさか不妊になるなんて話が上げられるとは、作った人は思わなかっただろう。

火のない所に煙は立たぬという諺がある。

私自身妄信的に都市伝説や陰謀論を信じるタイプではないので、F1種と調べて出てくるサイトのほとんどに「この事実は誤解だ」と載っているのを見るに不妊の話は嘘なのだろうなと思う。

でももう一度言うが火のない所に煙は立たない。挙って誤解だと書いているのも変だと言えば変なのかもしれない。

まあこの事実について嘘か本当か考えてもきりがないので、ここら辺で終わりにするが「F1種は不妊になる」という噂があった事実に変わりはない。

進化論で証明できる気持ち悪い果物の完成

改めてみかんとバナナが気持ち悪い話に立ち返ろう。

立ち返ると言ったもののここでダーウィンの進化論について取り上げる。

サルから人間になるやつだ。でも今回話すのはキリンだ。

キリンは生き残るために首が伸びたわけではないという話は知っているだろうか。

人間の腰ほどの高さにある草を食べる動物が沢山いた中で、キリンだけが背の高い木についた葉に気付いて、そこに届くように自らの首を伸ばすよう努力した。

これは全くの嘘、勘違いである。

キリンはただ進化の過程で首が長くなっただけ。端的に言えば首の短いキリンは葉を食えなくて淘汰された。だから首の長いキリンがキリンとして生き残ったということ。

これが進化論の勘違いであり、みかんとバナナが気持ち悪い果物になった証明になる。

人間の栽培によって食べにくい種は淘汰され、美味しく食べやすい、人間に愛されやすい形の種が生き残り続けた。だから今市場に出ているみかんやバナナは気味が悪いと感じるほどに人間に食べやすい形になっている。

みかんに操作された人間

進化論を覆すような話になるが、もしみかんに意思があったらどうだろう。人間に食べやすい形になれば自らの種を残すことが出来るということを知っているみかんは、より人間に食べやすい形に自らの形を変化させる。

共存とか共生というのかもしれないが、この思考に陥ると、このみかんを食べると言う行動自体が何者かに操作された結果なのではないかと思ってしまう。

服のトレンドは有識者が決めているということは知っているだろうか。

プラダを着た悪魔で見た気がするのだが、本来読めないはずの流行というのは全て大手ファッション誌の編集長やら有識者に、このタイプの服が流行るようにとCMなどで操作されているという。

これは知人に聞いた話なのだが、ハワイで大きくていくつもの数が袋に入ったにんにくの安さに驚いたことがあると言う。

その値段まさかの1ドル

その安さに驚き、遠くで買い物していた友人にその驚きを共有しようとしたところ、日本語を流暢に話すアジア人に「新世界秩序を知っているか?」と尋ねられたという。

その怪しいアジア人が言うには、明らかに安すぎるにんにくは遺伝子組み換えなど、何かしら悪影響を及ぼすような改変が行われているというのだ。それは今目の前にあるにんにくだけではなく、安い野菜のほとんどがそういう手が加えられているという。

安い野菜を買わせて、何かを操作したい人間がいる

そういうことをそのアジア人は言いたかったのだろう。

これが気味の悪いみかんに通じると言いたいわけではなく、何かしら違和感を覚えるものには何かしらの理由があるということだ。

もう一度言おう。

火のない所に煙は立たぬ。

当たり前を疑ってみると、意外と面白い話の種になったりする。

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