マガジンのカバー画像

極東見聞録第一部『檜原編』

5
原生林に眠る神への御扉
運営しているクリエイター

記事一覧

【極東見聞録第一部】山間に眠る大岩は神への御扉『神戸岩』【スポット】

 最初、私がこの地に出会ったのは、会社を辞めてから始めたライター業務の片手間、キャンプが好きだから軽くキャンプ場で働けたら面白いかもなと軽い気持ちで、その地にあったキャンプ場に連絡したのがきっかけだった。

 しかしそこでの出会いと生活が私を旅人へと変貌させることになるのだから、人生何が起きるか予想できない。

東京都指定天然記念物『神戸岩』 東京都西多摩郡檜原村神戸に恐らく「神戸」という地名の由

もっとみる

【極東見聞録第一部】山菜の天ぷら、竹の子の炊き込みご飯【ログ】

※後編になりますので、前編の「【極東見聞録】歩行という手段を、目的にすり替え、意味を見出すだけで人は救われる【第一部】」をご覧ください。

山の宝は地べたに落ちてる 私が食べた山菜はノビルにヨモギ、ヤマウド、ミツバだった。彼らがどんな見た目で、どこを摘めばいいか。それは今でも手に取るように覚えている。

 ノビルの見た目は少しニラっぽく、ニラっぽいなら水仙にも似ているから気を付けなければいけない。

もっとみる

【極東見聞録第一部】歩行という手段を、目的にすり替え、意味を見出すだけで人は救われる【ログ】

※山は大抵誰かの土地であり、所有物です。そこに生えている山菜や樹の実等は、その山の所有者のものですので無許可で立ち入ったり、採取したりすると法で罰せられる可能性があります。

新緑に染まる山々――新緑に染まれば明るくなる 多くの人間においてストレス解消と言われると何を思い浮かべるだろう。軽い運動とかカラオケとか色々なものが上げられるだろうが、私は食事であると思っている。

 ストレスを吹っ飛ばすと

もっとみる

【極東見聞録第一部】最寄りのコンビニまで徒歩2時間【ログ】

新天地の宿は標高700メートル 東京都檜原村神戸で働くことになった私が最初に扉を叩いたのは、同じく東京都檜原村で猟師をしている友人の家だ。彼のプライバシーもあるので明確にどういった集落で、とかは話せないけれど、激坂に激坂を重ねたような場所にある小さな集落だった。

 大学生後半に色々な経緯があって手に入れたジムニーだからこそ登れるなといった坂道で、生半可な乗用車じゃすぐに音を上げてしまうんではない

もっとみる

【極東見聞録第一部】サラリーマンを1か月で辞めた僕が描く旅行記【前書き】

※注意※自らの体験を赤裸々に綴るという形式上、特定の人物や団体に対する誹謗中傷を目的としていないものの、当事者の方が不快な思いをされる描写が見られる場合がございます。極力ご迷惑が掛からないよう「名称を伏せる」や「特定に繋がる情報を書かない」など配慮を行っていますが、もし何か問題及び削除するべき内容があった場合はすみやかに当方Twitterまでご連絡ください。

Twitter ID: crunch

もっとみる