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ワイナリーは未活用資源の宝庫


皆さんはワイナリーでどれほどの資源が利用されず捨てられているかご存じでしょうか?

ワイナリーには栄養をたくさん含んでいたり、形が可愛かったり、何かに活用できるはずなのに捨てられてしまっている資源が沢山あります。

そういった価値ある資源は年間10トン以上捨てられています。

私たちはそんな資源にも価値があると考え、ワイナリーさんから資源を引き取って利活用を行っています。

今回は皆さんにCrritの事業の魅力を知ってもらうためにも、Crritが現在利活用を行っているワイナリー資源を紹介したいと思います。


巻きひげ

ぶどうのくるくるとしたツルの部分です。
どうしてくるくるしているのかというと、他の場所に絡まって本体の茎を支えるためにこのような形に進化していきました。

くるくるとしていて非常に可愛らしい形なのですが、ワイナリーさんではこういった巻きひげは厄介者です。

理由は2つ
①雨などでこの部分から細菌が入り込んでしまい、細菌の温床になってしまうから
②放っておくと木質化といって、固い状態になってしまい、ブドウの成長の邪魔になってしまうから

こういった理由から巻きひげは人の手で1つ1つ取り除いて焼却処分をしています。

ですが、実は巻きひげはワインの栄養成分である「レスベラトロール」をブドウの果皮よりも多く含んでいます。
また、くるくるとした形はあらゆる人を魅了します。

Crritでは巻きひげを高級レストランに素材として提供したり、ワインのストーリーを感じられる食品に加工しています。

剪定枝


ブドウの枝の部分です。

ワイン製造の過程で、ワイナリーさんはブドウの葉が落ちた後の1~2月ごろに枝の剪定を行います。

枝を行うことで、薬剤を使ったり、収穫などの農作業がやりやすくなるんです。
また、ブドウ一つ一つが太陽を浴びられるようになるので非常に美味しいブドウ製造にも繋がります。

ブドウの枝をワイナリーさんでは機械や人の手を使って一気に切っていきます。
このような剪定枝は大量なので、こちらも焼却処分をしています。

ですが、一部の高価格帯のレストランではこういった枝を燻製のチップとして利用してブドウの香りをまとった燻製料理を作って提供したり、前菜やデザートの香り付けとして利用して料理のストーリーを作り上げていたりします。

ブドウの枝からブドウの香りがするなんてロマンチックですよね。

Crritでは剪定枝を高級レストランに素材として提供したり、ワインを包み込む化粧箱に加工したりしています。

ワインパミス


皆さん聞きなじみがないかもしれません。
ワイン製造時に最終的に残ってしまうブドウの皮や種のことを言います。

ワインを作る時に必ず出てくるモノなのでワイナリーさんは処理に非常に困っているそうです。
畑の肥料などに利用しようと思っても、ブドウ成長を妨げてしまったり、悪臭を発してしまったり。なかなか利用が難しいそうです。

ですが、ワインパミスには独特の色や風味があります。
また、この部分にもポリフェノールがたくさん含まれていて非常に栄養豊富です。食べることもできます。
もともとワインを作るブドウには1粒1粒ストーリーがあるので、このようなワインパミスにも1つ1つストーリーがありワイナリーさんのこだわりが詰まっています。

捨ててしまっているのはなんかもったいないですよね

Crritではワインパミスを、アートに用いたり食品として加工したり利活用を行おうと思っています。


ワイナリーさんはワインにストーリーと価値を生み出す芸術家です。

私たちCrritはワイナリーさんに寄り添い、ワインの未資源利用にストーリーと価値を生み出していく芸術家になっていこうと思います。

皆さんもぜひワインを飲む際に未利用資源のことをぜひ思い出してみてください



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