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CTOムギさんがクラウンデータに参画した理由とは


クラウンデータの“リアル”を伝える広報記事として、今回はCTOのバータルスレン ムンフドルジさん(通称:ムギさん)にこれまでのキャリアとクラウンデータに参画した理由についてインタビューしてきました。すごく魅力的なムギさんのキャラクターが少しでも伝わると幸いです!是非ご一読ください。


――本日はお願いします!今回はムギさんご自身についてお聞きしたいのですが、まずはこれまでの経歴を教えていただけますか?

よろしくお願いします!経歴としては、出身はモンゴルのウランバートル市で、小さいころから文系と理系どっちも好きな子供でした。色んな学問系のオリンピックに出場していたくらい、興味がある領域の知識を何でも身に着けるのが好きでしたね。

父が日本と関係ある仕事をしていたこともあって日本に興味があり、留学試験をうけて19歳のときに来日しました。そこから熊本高専で電子工学を学び、大阪大学で情報通信系の学科を出て、東京大学大学院で機械学習とサイバーセキュリティを掛け合わせた研究をしていました。


――凄く学びに溢れた経歴ですね…!サイバーセキュリティの研究は珍しいイメージですが、なぜ扱うことになったのですか?

大阪大学時代にスーパーコンピューターの中のネットワークを最適化する研究室に属していたのですが、そこで実際に小さいスパコンを自分で設計していく中で、これはガードをかけないと危険だなとヒシヒシ感じたことがキッカケですね。そこに今後確実に必要性が増していく機械学習という技術を掛け合わせることで、より良い仕組みを作ろうとしていました。
実は今、クラウンデータではこの経験を活かしたプロダクト開発も計画しています。


――そうだったんですね!社会人になってからはどんなキャリアを歩んできたのですか?

実は大学院時代から働いていまして、データアーティストというAI開発を行う会社が私のファーストキャリアでした。現在CTOをされている方が私の高専時代の先輩でして、誘っていただいたのがキッカケですね。

当時はAI事業を立ち上げたばかりでエンジニアが誰もいなかったので、CTOと私の2人でインフラ構築から機械学習の実装、データマイニングなど1から全部やったのは良い思い出です。

そこで2年ほど働いたあと、スタートアップの経験だけでなく大手企業で働く経験もしてみたくなり、修士を終えたタイミングで日本Microsoftに新卒入社しました。

Azureクラウドサービスを使った開発の支援やソリューション提案を行う中で、大手の1社員としての責任や仕事の質とはなんたるかというプロフェッショナリズムを学べたのは大きかったです。外資なので世界中の社員と国や役割を超えてフラットに連携できたのも心地よかったですね!


――日本Microsoftにいたのですね…!そのあとクラウンデータに参画するまでのキャリアはいかがでしょうか?

その後はまたデータアーティストに戻ったんですよ。ちょうどモンゴルに開発拠点を作るタイミングだったので、立ち上げを手伝ってほしいとCTOからまた声をかけていただきました。私は事業部長として4年ほど組織の底上げなどを行っていました。

日本とモンゴルを月2回往復するような生活でしたが、モンゴルにいる家族にも会いやすくなったので楽しかったですね。

また、データアーティストと並行で、モンゴルにいる弟がBRAINYXというAI開発を行う企業を経営しているので、私は役員として携わっています。クラウンデータの開発にBRAINYXのメンバーが関わっていたりと協業することもありますね。これがクラウンデータに参画するまでのキャリアです。


――そうしたキャリアを歩んできた中で、クラウンデータとはどう出会いましたか?

CEOの森さんとは1回目のデータアーティスト時代に同僚として出会っていました。当時は新卒で入ってきた人ってくらいの印象でしたが、私が日本Microsoftから戻ってきたときには新卒3年目で部長として会社を回していたので凄く驚きましたね。

同僚として働く中で森さんとは「一緒に何かやらないか」とずっと話していて、私がデータアーティストを退職しようと考えていることを伝えたときにクラウンデータに誘ってもらいました。森さんとは何度も一緒にトラブルを乗り越えてきた仲で信頼していたので、是非一緒に働きたいなと思って参画を決めましたね。


――もともと同僚だったのですね!ムギさんはクラウンデータでどんな役割をしていますか?

CTOとしてお客さんからいただいた受託案件に対して技術ソリューションを考えたり、外部リソースを巻き込んでクオリティを担保するのが私の役割です。PMが森さんで、技術側が私という棲み分けが多かったりしますね。他にはクラウンデータの自社事業であるCrown Methodなどの開発も行っています。


――CTOとして技術に深く関わっていらっしゃると。ムギさんが感じるクラウンデータで働くことの魅力を教えてください。

まず、今後必要性が増すデータサイエンスとAIという技術を使ってお客さんの問題を解決できることは貴重で魅力的な経験だと感じています。

他に、お客さんの期待を超えるものを提供するというカルチャーがあることも魅力だなと。

いくら自分たちが頑張って解決できたつもりでも、お客さんが満足しないようであれば不十分です。単純に技術を磨くだけではなく、お客さんが本当にほしいものをディスカッションの中で形にしていくコンサルティング能力も身に着けられます。


――ムギさんは今後、クラウンデータをどんな会社にしていきたいですか?

技術でも事業でもいいので、『クラウンデータといえば〇〇』という1つ強い領域がある会社にしたいと考えています。そうした魂のようなものがあれば社員の誇りになりますし、お客さんからも分かりやすくなるので。

そんな状態を作るためにも、一人一人が自分の強みを活かして好きなことをやって、それがビジネスとして成立する状態を作りたいなと!
抽象的ですが、強みを活かせたら大きな成果を生み出せることは間違いないと確信しているので、CTOとして一緒に働くメンバーの能力開発にもしっかりと関わっていければと思っています。


――今後、未来の仲間を増やしていく上でどんな人に来てほしいか教えてください。

2つあって、1つ目は「お客さんに対して正直な人」です。
自分を良く見せようと格好つけて仕事を進めてしまうと、納期がタイトになりすぎたりと誰かが困ったり損することに繋がりがちです。お客さんのためになるかならないかという観点から正直に意見を言えることは素養として重要だと捉えています。

2つ目は「ロジカルシンキングが出来る人」です。
お客さんも答えを持っていないことに取り組むことが多いので、限られた期間の中で成果を出すには「どう進めるか」がかなり重要になってきます。
進め方が最初から間違っているとお客さんの時間やリソースを無駄にしてしまうので、物事の優先度や順序を正しく整理して、周囲に納得していただけるように説明するにはロジカルシンキングが必須だと思います。


――最後に、未来の仲間に一言メッセージをお願いします!

年上だったり、職位が上だから偉い・正しいみたいなバイアスって誰しも少なからずあると思うんです。私は極力そうしたバイアスを排除したいと思っているので、私のことはCTOだからどうとか思わないで是非フラットに接してください!私自身もあなたがどんなキャリアだろうと「お客さんにとってどうなのか」という観点からフラットに意見交換ができればと思います。

お客さんの課題を一緒に思い悩んで、喜んでもらえるように一緒に動いて、お客さんの期待を超えた先にある喜びをシェアしましょう!



今回のムギさんへのインタビューでは、これまでのキャリアやクラウンデータで働く魅力についてお聞きできました。今後も更に”リアル”な部分に触れていきたいと思いますので、引き続き更新をお楽しみに!

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