#8.働き方は1つに決めなくていい。多拠点を持とう!
高いスキルを持ち、副業/兼業ができる働き先を探す人材やフリーランスが集まる「クラウドリンクス」。これまで多くの人材が新たな職場を見つけ、収入の増加だけでなく本業だけでは得られないスキルや経験を習得しています。
今回は、クラウドリンクスを利用して「旅をするように」働いているという、大手不動産会社勤務の山下様にお話をうかがいました。
《マッチング事例人材:山下智幸様》
今までのご経験を簡単に教えてください
山下:大学卒業後は、千葉県のニュータウン開発をやっているデベロッパーに就職して9年ほど勤務していました。分譲マンションの企画営業販売から、分譲戸建販売、不動産仲介、会社の総務人事採用まで携わり、様々な仕事を経験できたのはよかったですね。
その後転職したきっかけは、「もう少し広いエリアで働きたい」と思ったからです。現在の会社は私鉄の事業も行なっていて、沿線地域の開発を手掛けるなど、「業種もエリアも幅広くて面白そうだな」と思いました。
転職した直後は、沿線にある老朽化した一戸建てをフルリノベーションして販売する仕事をしていました。
現在は、地権者や自治体向けに、土地活用のための不動産開発企画の仕事を行なっています。
副業をしようと思ったきっかけを教えてください
山下:現在47歳で定年を見据えると、「今後は色々なことにチャレンジして収入の幅を広げたい」と思ったんです。このご時世なので危機感も多少あって、会社に頼らずに生活できるくらいの他の収入源を得たいなと。今はその準備段階といったところです。
最初に副業を始めたのは、旅行のマッチングサイトでした。地方に埋もれている良質なコンテンツ情報を蓄積していって、旅行が好きな人に紹介するというサイトです。商材の発掘はもちろん、協力していただく自治体との折衝も行っていました。
他にも単発の副業としては、老舗の和菓子屋のメニュー開発や、地方の宿泊施設の稼働率を上げるための企画の仕事もしました。
現在は、人口が減って高齢化している北海道の小さな町で、プロジェクトマネージャーとして地域活性化に取り組んでいます。プロジェクトを通して、他の仲間達とのネットワークを築くこともできました。
副業をする上で不安なことはありましたか?
山下:仕事に応募する際の面談には苦労しました。これまで6件の仕事を受注する中で、面談は30〜40件くらいは受けています。競争率は高いですね。
面談で悩ましかったのは、どうしても職種上アイデア勝負の部分があるので、正直なところ面接の段階では話したくないんですよね。落とされてアイデアだけ取られるのは悔しいですから。
それでも、「もったいぶっていたら評価してもらえない」と思って最近はアイデアを明かすようにしています。「ダメならしょうがない」って割り切るようにしました。
でも集団面接の時などは、人が多くて余計に話しづらいので今だに悩みますね(笑)。
副業をしてよかったと思うことは何です
山下:仕事で色々な地域に行けるのは楽しいですね。そもそも、副業で全国の地域課題を解決しているのは、「旅するように働くこと」に憧れがあったからです。地域の課題解決のお手伝いができて、一定の対価が得られるのは、やりがいもあるし楽しいですよ。
収入面では今のところお小遣い程度ですが、そこは気にしていない。地方の現場に行かせてもらえて、そこでの出会いが次に繋がるということを今は大事にしています。
これからは、安定的な収入が得られる手堅い仕事からボラティリティーは高いけど面白そうな仕事まで、バランスを考えて組み合わせていきたいですね。欲張りですから(笑)。働き方を1つに決める必要はないと思います。2拠点どころか多拠点でもいいですね。
これから副業を始めたい皆様に一言
山下:仕事を受注するためには、その業界だったり地域や企業のことをよく調べておくといいと思います。副業するからには、やっぱり自分の好きなことにチャレンジすると思うので、興味関心も強いはず。
面談では、求人を出す会社との相性もありますが、調べた内容を自分の中で咀嚼して話ができると、担当者との話はきっと盛り上がります。求人に応募する人たちが仮に同じくらいの能力なら、やっぱり話が盛り上がった方が受けはいいですからね。そこは意外と大事なので、心がけてもらえればと思います。
▼副業を始めるなら「クラウドリンクス」
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