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当社のファンド運営体制強化の状況につきまして(2020年6月30日現在)

前回、2020年5月13日付で、2020年4月30日時点の当社ファンド運営体制強化の進捗状況をご報告いたしました(※)。今回は続報としまして、2020年6月30日現在の進捗状況をお伝えしてまいります。

※ 詳細は以下をご覧ください。

総括

下図の通り、当社ではファンド運営体制の強化策として、「審査」、「期中管理」、「回収」、「貸付契約」、「その他」の5つの施策に大別したうえで、その各々について複数の具体的アクションを策定し、順次実現に向けて取り組んでおります。

この具体的アクションは総計で18ございますが、2020年6月30日現在、2020年4月30日時点から1つについて追加で導入済み(実施済み合計15アクション)、検討・交渉を進める中で2020年7月以降の導入予定となったものが3つとなっています。

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以下、施策ごとにそれぞれの具体的アクションの進捗状況をお伝えしていきます。

A. 「審査」

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4. 実績リターンが高い企業群の分析

⑧過去の分析結果を初期審査に反映
当社は、機械学習アルゴリズムを使って貸付先(海外資金需要者)の今後のパフォーマンスを予測する取り組みを開始します。この試みにより、初期審査の判断をより多角的に行うことを目指します。機械学習のおおまかな手順は次の通りです。まず、様々な国、地域、業種に属する多くの企業の過去の財務データを教師データとして投入してアルゴリズムを学習させます。次に当社の貸付先(海外資金需要者)の財務データをアルゴリズムへ投入して、学習内容を基に今後のパフォーマンスを予測させます。2020年6月30日現在、より精緻な結果が出せるよう最終調整をかける段階となっており、2020年7月末までの導入を見込んでいます。

D. 「貸付契約」

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11. 既存契約の強化

⑯ 大口貸付先に対する融資規定の厳格化
既存の融資契約を新しい融資契約に切り替えることで融資規定の厳格化を実現します。大口貸付先3社中、1社は新しい融資契約を締結済み、1社は7月10日に締結予定、もう1社は現在販売を中止しており、販売再開時に新しい融資契約を締結することを貸付先と確認しております。

E. 「その他」

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12. モニタリング委員会設置

⑰ 社内にてファンド運営に対するけん制機能を果たす委員会の設置
従来、オペレーショナルリスクを中心にモニタリングをしていたリスク管理委員会にて、遅延やデフォルトの可能性があるファンドを定期的にモニタリングすることで、ファンド運営に対するけん制機能を持たせることにいたしました。

13. 分散投資の促進

⑱ プラットフォームの機能実装による投資家の皆様の分散投資の促進
お客様に分散投資を徹底いただくため、お客様ごとの分散スコアを計算し、マイページに表示させ、分散スコアを最大化するようなファンドの購入を推奨する機能を開発中です。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対応の社内システム強化等を優先したことから、2020年12月末から2021年3月末へと導入予定時期を変更しております。

当社としましては、投資家の皆様へより良い投資機会を提供できるよう、ファンド運営体制の強化を進めてまいります。投資家の皆様におかれましては、引き続きご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

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