見出し画像

第3話 クラウドバンクグループCEO金田さんインタビュー(小学校 前編)

1. はじめに

クラウドバンクでございます😲!

今日も金田さんインタビューです😁

2. 金田さんインタビュー(小学校 前編)

画像1

以下、会話形式でお届けいたします。
「ク:」がクラウドバンクの中の人の発言です。
「金:」が金田さん発言です。


ク:さぁ、金田さん!小学校編ですよ!幼少期編が長くなったことを踏まえて、小学校は前編・後編で分けますけ😁

金:小学校だねぇ😄 もう僕も開き直ってきたから、何でも聞いてよ(笑)

もちろんです( ̄― ̄)ニヤリ
遠慮なく行きます。
早速ですが、1年生の頃ってなんかエピソードありました?
小学校の入学式直前の卒園式の写真だけはもらいましたけども(笑)

【卒園式の金田さん】

画像2


金:懐かしい写真だなぁ。1年生はね、前回お話したとおり、最初の一学期学校に行けなかったんだよねぇ😥

肺炎事件ですね。入院しちゃってたと。2学期からはランドセルを背負って小学校に行ってたんですね?

金:僕はランドセルが嫌いだったから、早々に背負わなくなったんだよ(笑)。1年生の3学期くらいには手提げに変えてたかな。1~2年生は幼少期と変わらず、落ち着きがない子だったねぇ……。
授業中も座っていられなくて、ずっと後ろ向いて後ろの席の子に話しかけたり、ウロウロ歩き回ってて、先生から本当によく怒られたよ……。

金田さんらしいです(笑)

金:先生からしたら迷惑な子だったと思うよ。
2年生くらいになると、先生も僕のダメさに慣れてきて、いろんな策を考え始めてね。
最初は怒られてただけなんだけど、徐々に僕に仕事を与えるようになってきたんだよ。
確か、僕に皆のテストの採点をさせてたんだ。といってもテストの裏面にある、小問題のところの採点だけどね。
僕は何かをやるときはグッと集中して静かになる習性があるから、先生がそれに気づいて、何かやらせておけば静かだと思ったんだろうね(笑)

2年生で採点(笑) 確かに金田さんは今でも何かをやり始めると急に静かになって、暇になると途端に動き回りますよね😂

金:え、今も落ち着きない?さすがに今はそんなことはないと思うんだけどなぁ。

いえ、今もそうです。3年生になってもそのソワソワ小僧は治らんかったんですか?

金:3年生になると、ちょっとだけ社会性が出てくるんだよね。僕の小学校は町工場がたくさんある地域の公立小学校だったから。
もういろんな環境の子どもたちが来ててね。わりと無法地帯だった(笑)
そのなかで自分はどうすればクラスで目立てるかを考え始めるころだったかな。

今でいうスクールカーストですか?

画像4

金:いや別に上下はないんだけどね。子どもってやっぱり目立ちたいじゃん。それに大阪だから、まずはおもろくなくっちゃダメなんだよね。あとはできればスポーツも出来た方が良い。勉強はむしろできるとマイナスだったなぁ。
僕はスポーツが苦手だから、どうしたらいいかなとけっこう真剣に考え始めたころだよ。3年生ってそういう頃だと思うよ。

たしかに。3年生ってそういうお年頃かもですね。金田さんは結局どういうポジショニングをしたんですか?

金:僕は、スポーツは得意じゃなかったんだよね。そのかわり、マンガとか本とかたくさん読んでたし、うちの家は割とテレビに寛容だったのでいっぱいテレビを見たりして、みんなが面白いと思う情報はいっぱい持ってた。
新しい遊びを考え出すのも得意だった。そうやってみんなを楽しませることで目立とうと思ってたかな。
勉強できるのは逆効果だからときどき「あちゃぁ!間違ったわぁ!」ってわざと間違ったりしてたねぇ。授業中も絶対に手をあげて答えたりしないようにしてた。

うわぁ😥 小学生って大変ですね……。僕は超田舎出身なので、
小学生の頃は卒業までずっと草むらでピカチュウ探してましたね……。
絶対いると思ってました。(今もちょっと信じてる)
金田さんの4年生の頃はどんな感じでした?

【小学生の頃の金田さんのイメージ図】

画像5


4年生くらいだったと思うんだけど、ちょっと自分なりの正義感みたいなものができてきてね。やっぱり本をたくさん読んでると頭でっかちになるんだよね。
たとえば、浮浪者は大人なのに仕事をしてないからけしからんとか思ったり、努力するのは偉いけどなまけるのはダメみたいなね。
それで、たぶん学校の近くの貨物線の高架下にいた浮浪者にむかって、「なんで仕事しないんだよ。国民の三大義務をしってるんか」みたいなことを言ったりしたんだよね。
それ以外にも、勉強ができないことを開き直る子に対して「何さぼってるんだよ。」とか言ったりしてね。するとある日、別のクラスの男の先生に「お前は勉強はできるかもしれんが、人間としては最低だ!」って言われたんだよ。ショックだったなぁ。

とんでもない教員ですね(笑)
勉強に関しては金田さんの言い分が正しいと思いますけどね。実際に、勉強はある程度まではできる・できないじゃなくて、やってないだけだと思います。

それは違うんだよ😲
僕が頭でっかちになってたんだと思うよ。
でも、人それぞれ違うというところまで理解が及んでなかった。
みんな同じだと思ってたんだよ。
全員が同じことをやれば、同じようにできると思っていた。

ある程度まではそのとおりじゃないですか?

金:それが違うんだよ。同じことをやっても、同じ結果が出ないのが人間なんだよ。
それは良し悪しとは違う次元の話で、個性の話なんだよね。
それもあってかなぁ。当時の僕の担任の女の先生が突然僕を呼び出して「金田君、この本をあげるから読みなさい」っていって灰谷健次郎の「兎の眼」という長編小説をくれたんだよ。

これですね! あとで読みます。

金:そうそう。この本は僕の人生を変えた書籍の一つだな。
なぜか最後の方は読みながら涙が止まらなくてね。たぶん僕が人生で初めて読んだ長編小説だと思うけど、本当に感動したんだよ。この書籍を読んだから、僕は変わることができたような気がする。
人はそれぞれ個性があって、価値観があって、考え方が異なるんだと、漠然とだけどそんなことを感じたような気がする。
皆それぞれ、異なる個性・能力を持っているんだなぁと思ったよ。

ふむ……深い……。この本を読んで、5年生でどう変わったんですか?

【5年生頃の金田さん】

画像6


金:自分ではよくわからんけど、人に優しくできるようになったような気がする(笑)
大阪人は皆、思ったことをすぐ口に出しちゃうんだよね。
でも、ちょっと考えて喋るようになったよ。

たしかに金田さんは今でもかなり考えてから発言してますよね。
いろんなことに気を使って話している感あります。
5年生でも成績は良かったんですか?

金:小学校だから別に順位とかはでないけど、学校で受けるテストは普通にできてたよ。

おぉ、素晴らしい。全国レベルでいうと、どのくらい成績が良かったんです?

金:そうそう。僕もなんとなくそれを知りたかったんだよ。
全国とはいわないけど、自分は大阪ではどのくらいなんだろうって思いはじめるのも5年生くらいかな。
そんなある日、あれは5年生の終わり頃だったと思うんだよねぇ。
1月か2月くらいかな。家に一枚のハガキが来たのよ。

なんのハガキですか?

金:テストを受けませんか?っていうハガキ。今で言う模試みたいなものかな。
実際は大阪周辺のごく狭い地域でしか実施されてなかったと思うけど、テストの名前が「東京標準テスト」だったんで、当時は
「東京!?これ受けたら自分の実力わかるんやないか?」
って思ったんだよ。
内心『ワシは大阪ではけっこうイケてるかもしれへんな』って思ってたから、挑戦したい気持ちがふつふつと湧いてきて、オトンとオカンにお願いして、受けさせてもらったんだよ。

ほぉ、僕の時代でいう進研模試みたいなもんですね。(多分違う)

金:それを受けたら、なんとまさかの「平均点以下」😂
あれはショックだったね……。
自分が大阪では平均以下の実力しかないのにイケてるかも思てたから恥ずかしくてたまらなくなった。
それで、テストの結果を見てから知ったんだけど、東京標準テストは実は毎週1回テストをする塾でもあったんだよね。そのテスト結果と一緒に「入塾合格証」みたいなものも来てて、親に「この塾に行きたい」とお願いしたんだよねぇ。

おぉ!5年生の終わりに塾に行き始めたんですね!

金:そうなんだよ。6年生になる直前の3月頃からだったと思う。

そうなんですねぇ。塾かぁ。私は田舎育ちなので塾とか周りになかったんですよねぇ。
塾の話は結構大事な気づきが多いと思うので、小学校編の後編で聞きますね!
最後に一点聞きたいんですけど、小学校で学んだことや気づいたことで、今でも役に立っていることってありますか?

金:そうだね、僕の人生で最も重要な習慣の一つとして「読書」というものがある。
小さい頃から本をたくさん読んでたけど、小学生でその大切さを再度確認したよ。
先生から長編小説もらったことも大きかったねぇ。素晴らしい気づきをいただいたと思っているよ。

本ですか。確かに本は大事ですね。
私の知っている限りでも、優秀な人や仕事ができる人のほとんどが読書家でした。

金:そうでしょ!
本を沢山読む人って、ベースとなる知識が豊富になるから知識も増えるし、いろんな考えができるようになる。話の幅も広くなるんだよね。
本を読まないのは本当に損だと思うよ。

たしかに。今、若い世代がこの連載を読んでくれてるんですが、若い世代はどんな本を読むべきなんですかね?

金:何でもいいと思うよ。小説でもいいし、ビジネス書でもいい。
マンガばかりはだめかもしれないけどたまにはマンガもいいと思う。
とにかくたくさん読む。
手当たり次第に読むくらいでいいんじゃないかなぁ。

金:僕は専門書だけじゃなくて小説も好きなんだ。あとは全然違う分野の本。最新の科学とか歴史とか。
本ってさ、知的財産が凝縮されたものだから、「タイムマシン」と「どこでもドア」が合わさったみたいなものだと思うんだよ。
自分一人では絶対経験できないことを本を通じて疑似体験できるし、著者が学んだ様々な教訓や知識をたった千円程度で得られるんだよね。最高にコスパが良い。
小説だって、人間の感情の機微を知るためにはとっても有益で、為になる。
日本って素晴らしい国だから、市町村のどこにでも図書館があるでしょ?
子どもたちにはそういうところで本を借りて読んでほしいなぁって思ってるよ。
インターンの子達にも本をたくさん読んでほしい。

図書館素晴らしいですよね。
私も若い頃、田舎の小さな図書館の本を半分くらい読みました。
そう考えると、あの頃は小説も一時的にではありますが、結構読んでますね!
金田さんも図書館っ子でしたよね?

金:うん!図書館は未だに好きだよ!最近減っちゃたけど本屋も好き。本がいっぱいある空間にいることは幸せだよね。

そういえば、インターンの面接のとき、
「読書はどの程度しますか?」
って聞いてましたよね?
あれも本をたくさん読む人がいいなぁっていう気持ちの表れですか?

金:純粋にその人がどういう本をどのくらい読むかは気になるんだよねぇ。
今の若い世代がどんな本を読むんだろうって。

金田さんそういえば「ONE PIECE」と「HUNTER×HUNTER」は全巻読み続けてますもんね(笑)

金:ちょっと!それは言わないでって言ったじゃん😣!

ああ!すみません!
「鬼滅の刃」を全巻読み続けているとか、「はじめの一歩」も全巻読んでるとかは言わないっす!

金:止めてよ~😣!
50歳超えてまだ少年漫画読んでるのは恥ずかしいんだって😣!それにどれもまだ完結してないんだよ。50歳でマンガ読んでると、死ぬまでに完結するのか心配になっちゃうんだよ。

……「HUNTER×HUNTER」は終わらないかもしれませんね……😏(冨樫先生、私、ずっと待ってますよ!)

金:😣そうだよねー😣。あと「バカボンド」もやばいよねー。(以下略)

ということで、次回は小学校の後編、6年生の話をお伺いしますね(笑)


3. おわりに

次回は小学校 後編です!


お楽しみに!😁


【金田さんが飼っていたワンちゃん】

画像7


小学生あるあるですが、金田少年は拾ってきた子犬を
「僕が面倒見るから!飼わせて!」
と懇願し、すぐに「オトン」が面倒見るコースになったそうです(笑)
オトンか……(笑)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?