適応障害の可能性がある(その2)
前回のお話し↓
この日は散歩した事と家にいたこと以外あんまり覚えていない。とにかく空っぽで消えてしまいたいという感情しか湧いてこなかった。
課長や上司からはゆっくり休んで、リフレッシュしてねと言われたが1日で何とかなることなんてあるわけない。それにリモートワークだったこともあって家(正確には仕事してる部屋)にいること自体が嫌になってしまって、散歩に行ったがと悪い感情ばかり出てきたから家に戻った。
仕事はできない、使えない人間として自分のことを認識しているので、家事を手伝っている時は自分が使える(生きていて許される)人間なのだと確認できるのが安心材料になっている様な気がしていた。
明日からどうするか、課長と電話で話した。
結論から言うと、続けるという選択をした。今思えば、他の人に迷惑をかけてはいけないと思い込んでいたので選択肢としてはこの現場から離れることもできたのにそれしかないと思い込んでいた。
課長は僕の体調面や心配していることについて、自分の過去に体験したことなんかを交えて誰にでもそんな瞬間は訪れるとお話ししてくれた。
仕事については上司から、
「問題があるほどには見えない、心配いらないよ。でも、身体に現れるほどにメンタルがきついのなら無理はしないでね。」
と言うことだった。上司は新入社員の時に吐くほど仕事をしていて鬱になった経験があるようで仕事で身体を壊すのは間違っていると考えており、僕の心配をしてくれるのは課長も含めてありがたいと感じた。
ただ、僕からしてみれば今の上司や課長を見ていてもそんな経験をしていた様には全然見えない。だって何でもできるのだから。
結局、自分が悪いからこんなことになったのだと再確認するだけだった。
ここで投げ出して現場を離れては、ただ逃げてるだけで乗り越えるべき壁を先送りにしているだけだと思ってもう少しやってみる事にした。
でも、今思えばこの時の選択は間違っていたのかもしれない。
辛く苦しい仕事が続く…
まず、PC(会社支給)が怖い。こんな気持ちになったのは初めて。言葉で表すのは難しいのだけど…
仕事をしないといけないけど、やりたくない。また失敗したらどうしよう。怒られるのは嫌だ。絶対失敗する。
こんな気持ちが色々ぐちゃぐちゃになって合わさった何かが、PCから聞こえたり見えたりするイメージといえばわかりやすいかも。
それでも、何とか2日を乗り越えることができた。ほんとに辛かった。課長もこの2日間を乗り越えたことを褒めてもらって心が少し軽くなった。
この2日の間に母の勧めで知り合いの精神科の病院へ連絡をし、病院で話を聞いてもらえる事になった。
続く…
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